FOMA N901iS Review (1) ~ 外観編


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NTTドコモから2005年6月24日(金)に発売されたNEC製「FOMA 901iSシリーズ」となる「N901iS」を購入した。まずは、外観のレポートから行っていこうと思う。N901iSは、前機種となる「N901i」と比べて大きくデザインが変更された。NECでは、FOMAがちょうど大きな転機を迎えた「FOMA 900iシリーズ」における「N900i」から側面のラインがちょうど弓矢のようにしなった綺麗な曲線を表した“アークライン”と呼ばれたデザインを採用し、その後の「N900iS」「N901i」「N700i」と4モデルに渡ってほぼデザインを変えずに開発してきた。このアークラインデザインは、ユーザーに好評だったということだが、いくつかの開発者へのインタビューでは、(1) 70xiと90xiとのFOMAシリーズの差別化のため70xiでアークラインなどのデザインを重視したモデル、90xiで高機能を追求したモデルとするためデザインを変更した、(2) まずは大きな液晶を採用するというところからデザインがはじまったため面積が大きくなる代わりに厚みを抑えるためにアークラインの採用は見送った、(3) 「N900i」が発売してから1年半~2年というちょうど買い替えサイクルとなるため同じようなデザインのものばかりではよくないだろう、というようなものが大きな理由のようだ。N901iSは、従来のNEC製ムーバ(mova)端末のような四角い印象のデザインで、FOMAでは海外でも利用できるGSM/W-CDMAデュアル端末「N900iG」や900iシリーズ以前の「N2102」などに近いデザインとなった。

細かいスペックなどは「AirWiki: FOMA/N901iS」でまとめているので、そちらを参考にして欲しいが、2.5インチの大型液晶を搭載した割には、901iSシリーズでは一番薄い24mmとしたために重さも123gとそれほど重くない。個人的な好みでいえば、決してデザインは“かっこいい”ものではなく、ややビジネスモデルという印象を受ける。また、デザイン以上に今回購入する上では、色の選択に迷った。テーマカラー(代表色)となっている、スピリットブラックは、キーボード面の十字キーの部分がまるで“押してはいけないような”勢いのある赤色で塗られている。特に、デザインや色にはこだわっていないので、これを購入しようかと思っていたが、店頭でモックを触っているとどうも“赤色”が気になって、液晶のほうに集中できない気がした。アトランティックブルーは、いまいち綺麗な色ではなく、質感と相まってどうにも避けたい印象を受けた。残るは、シンプルな配色のエナメルホワイトとクラレットピンクだが、配色的にはピンクのほうがよさそうな印象は受けたものの、「ピンクかぁ~」と思いしぶしぶエナメルホワイトを選んだわけだ。私のメイン機は、ウィルコムの京ぽん「AH-K3001V」であるので、同じような配色なのだが、圧倒的にイメージは異なる。京ぽんのホワイトはややかわいい感じさえするが、N901iSのホワイトはおっさん臭い。決してひいきしているわけではない(苦笑)。とはいえ、ごてごてしいデザインなどに比べれば、それなりに薄い形状は嫌いではない。特に、なにもない背面は綺麗だ。

[IMG] FOMA N901iS [IMG] FOMA N901iS [IMG] FOMA N901iS
形状は、ごく普通の折りたたみ型となっている。背面には、1インチの液晶、カメラ、ライトが配備されている。 先端には、液晶面左側に赤外線ポートがあり、キーボード面側には充電端子がある。充電端子は、FOMA共通のARIB A形式となる。 ヒンジ部。アンテナが入っているのか、ややキーボード(下)側が長くでっぱっている。ストラップホールは右隅についているので、ぶらさげるとバランスは悪そうだ。
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左側面。平型イヤホン端子、ホーム、メモボタンが配置されている。イヤホン端子のカバーは、アークラインのときと同様に配色にあわせて2色に塗り分けられている。 右側面。miniSDカードスロットがある。こちらもカバーは2色に塗り分けられている。イヤホン端子ともに比較的開けやすく好感が持てる。 液晶側背面の側面に3つ穴が開いているものがスピーカーとなる。逆側に同じものがあり、3Dサウンドを実現している。写真では見えないが、液晶面とキー面の間は折りたたんだ状態でも向こう側が見えるくらい隙間が開いている。
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背面。電池カバーを開けたところ。電池パックは、標準的な830mAhとなっている。Felicaは電池の横に配置されている。 左からAH-K3001V、N901iS、SH900i。厚みは比較的薄いほうに入る。26mmあるSH900iと比べるとだいぶ薄いことがわかる。 背面を比べてみた。特に意味はない。平べったい綺麗な背面っていいたいらしい。触るとわかると思うが、かなり平らだ。
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上部からの比較。できるだけなにもないデザインのほうが好みなのだろう。N901iSはやや安っぽい質感に思える。ただし、AH-K3001Vのようにキシキシいったりはしない。密な作りで、しっかりはしている。 開いたところ。2.5インチの大型液晶を採用したが、それほど大きい印象は受けない。液晶自体は、さすがに2.2インチのAH-K3001Vと比べると大きく感じる。SH900iとだと0.1インチほどなので見比べれば大きいが、それほどではない。 内部はかなり濃いグレーとなっている。液晶の左上部にテレビ電話用のカメラがある。テレビ電話用としては、この位置がいいと思う。SH900iのような液晶の下側にあると鼻の穴が気になる人が多いらしい。
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キーボード部分。初期の頃からと比べると操作性もかなりよくなったと思われる。大きすぎて押しずらいということはないが、手の小さい人には一番下のボタンは厳しいかもしれない。 ニューロポインターを引き続き採用している。このモデルでは、素材自体が金属となったようだ。まだ慣れないのか、決定しようとして移動してしまうこともある。 エナメルホワイトでは、キーボードライトがややオレンジっぽい色となっている。他の色は知らないが、D901iSもオレンジっぽい色を採用していたし、流行っているのだろうか?

 ざっと外観をレポートしたが、デザイン面などは特に不都合があるような端末ではない。次は、“もっさり”なソフトウェアなどを中心にレポートしたいと思う。なんかマイナス面ばかり書いてしまうような気がする(^^;


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