WILLCOM/XG-PHS

UPDATE Thu Oct 30 17:58:48 2008
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もくじ

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ウィルコムが進める次世代PHS。

概要

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 ウィルコムが2009年中に商用サービスを開始することをめざして開発している「次世代PHS(XGP; eXtended Global Platform)」システムについてのまとめ。次世代PHSは、現行PHSシステムと設備(基地局設置場所や電源など)を共用でき、容易にマイグレーション(移行)できる“マイクロセル”なワイヤレスブロードバンドネットワークとなる。通信速度として、安定して実測20〜30Mbpsが出せるようにする予定である。技術的には、OFDMAを利用し、MIMO、アダプティブアレイ、SDMAなどといったものを利用する。

 2007年12月21日に、ウィルコムが2.5GHz帯広帯域移動無線アクセスシステム(BWA; Broadband Wireless Access)の事業計画の認定(免許認定)を受けた。周波数帯は2,545MHz〜2,575MHz (ただし2,545〜2,555MHzは2014年末まで制限あり) となる。今後は2009年4月にエリア限定サービスを開始、同年10月に全国展開を予定している。このサービスは「WILLCOM CORE」というブランドで行われる。サービス全般についてはWILLCOM/COREを参照。

次世代PHSの主な特徴

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次世代PHSの主な規格

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次世代PHS現行PHS
(含W-OAM)
周波数帯1〜3GHz1.9GHz
最高伝送速度上下20Mbps程度上下1Mbps程度(ただし、2008年時点では800kbpsまでの対応)
アクセス方式OFDMA+4TDMA/TDD4TDMA/TDD
キャリア周波数幅1.25、2.5、5、10、20MHz300kHz
フレーム長5ms(上下対称)5ms(上下対称)
変調方式BPSK〜256QAMBPSK〜256QAM(ただし、2008年時点では64QAMまでのみの対応)
音声コーデックSIP準拠
(RFC 2327)
G.726 ADPCM
セル構成フェムトセル
マイクロセル
マクロセル
マイクロセル
マクロセル
周波数有効利用技術アダプティブアレイ、SDMA、MIMOアダプティブアレイ、SDMA
チャネル割当自律分散制御方式 (DCA)自律分散制御方式 (DCA)

「マクロセル」について

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 携帯電話サービスでは1つの基地局がカバーする半径により、「マクロセル」「マイクロセル」「ナノセル」「フェムトセル」などと便宜的に呼び分ける (定義があるわけではない)。現行PHSは「マイクロセル」を採用しているが、大体半径1km以下程度をカバーしている (500mW基地局の場合)。

 2008年5月28日に行われた講演 (WILLCOM FORUM & EXPO 2008内) で、次世代PHSサービス (WILLCOM CORE) の当初のエリア展開には「マクロセル」を用いると言及された。次世代PHSの「マクロセル」は半径5km程度を想定している*1(講演で用いられたスライドによると7km程度)。

xgphs-macrocell-thumbnail.png
大きな丸が「マクロセル」。升目の一辺が2kmになる。
(ほんわかキリン本店(6/5)より)

関連記事

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次世代PHSシステム向け予備免許&実験免許取得

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 ウィルコムは、2005年11月29日に、米Adaptix社の協力のもと「OFDMA」技術を使った“次世代PHS”システムをウィルコムの本社がある虎ノ門地域のビル屋上に1ヶ所、屋内に1ヶ所のアンテナ・基地局実験設備を設置し、予備免許取得し、1年間の第1期実験を行う。

 ウィルコムは、2006年1月27日に、同技術を用いた次世代PHSシステム向けの実験免許を取得し、実験を開始したことを発表した。

ウィルコムが次世代PHSをデモ

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19th PHS MoU Group

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2.5GHz帯割当

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 2.535GHz〜2.605GHzの70MHz分を次世代PHS、モバイルWiMAX(IEEE802.16e)、iBurstなど(802.20)といった広帯域移動無線アクセス方式を使ったサービスに割り当てる予定で、2006年9月中にも最終報告書案をまとめ、2006年11月に答申を出し、2007年度には割り当てる計画。

次世代PHSがITU-R勧告を受ける

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次世代PHSのために2.5GHz帯BWA周波数帯獲得に向けて免許申請

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次世代PHSの規格書新版(revision2)が公開

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 PHSの標準規格などを策定する団体「PHS MoU」グループのWebサイトにて次世代PHS「XG-PHS」の詳細な規格書「A-GN4.00-01-TS - Next Generation PHS Specifications (revision2) [PDF] - 2007.09」が公開されています。これまでは基本仕様のみの「basic spec. [PDF]」のみが公開されていた。

ウィルコムが次世代PHSについての事業展開資料を公開

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次世代PHSがARIBにおける標準規格に策定

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 ウィルコムが2.5GHz帯BWAシステムで採用している「次世代PHS(XGP/XG-PHS)」が(社)電波産業会(ARIB)にて2007年12月12日に標準規格として「ARIB STD-T95 Ver.1.0(OFDMA/TDMA TDD Broadband Access System (Next Generation PHS))」が策定された。

2.5GHz帯BWA事業計画の認定

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 総務省は2007年12月21日、2.5GHz帯広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)として、ワイヤレスブロードバンド企画(現UQコミュニケーションズ)のモバイルWiMAXと共に、ウィルコムの次世代PHSの事業計画を認定した。

2008年3月期第4四半期 次世代PHS 進捗状況報告

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端末、ベースバンドチップ、バックボーンシステム、基地局のベンダ公表

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端末ネットインデックスAltair Semi.のBBICを用いる
NECインフロンティアWavesatのBBICを用いる。
現行PHSとのデュアル端末となる
ベースバンドチップ
(BBIC)
Altair semiconductorアルティア(Altair)はイスラエルのモバイルWiMAX向け半導体の開発メーカー
Wavesatエイビットウェーブサット(Wavesat)はカナダのモバイルWiMAX向け半導体メーカー。
エイビットは現行PHSのBBICも開発する、日本の半導体メーカー。“赤耳”RX420ALなどで知られるアルテルの親会社。
バックボーンシステムStarent Networksスタレント・ネットワークスはアメリカの携帯電話網向けネットワーク機器メーカー。
基地局京セラ

次世代PHSシステムのウィルコムによるサービスブランド名が「WILLCOM CORE」に決定

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 技術的目標値として30MHzでMIMOを使った場合に「上下最大100Mbps」、「300kmの速度で移動中でも通信が可能」、「(マイクロセルによる)安定した実効速度」といった3つが示された。

WILLCOM FORUM & EXPO 2008にてコンセプトモデル展示・セミナー開催

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 Altair semiconductorおよびWavesat/エイビットによるBBICおよびRFが参考出展されたほか、次世代PHSシステムによるハイビジョン映像のストリーミング配信などのデモが行われた。さらに、ウィルコム近義起副社長によりサービス開始当初は、基地局設置半径を広くとる「マクロセル」による展開を想定していることが言及された。

Wavesat社CEOインタビュー

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ワイヤレスジャパン2008講演

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2008年7月期 (2008年度第1四半期) 次世代PHS 進捗状況報告

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ITPro EXPO 2008 Autumnに出展

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XGP 公式ウェブサイトがスタート

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アルカテル・ルーセントのIPソリューションを採用

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2008年10月期 (2008年度第2四半期) 次世代PHS 進捗状況報告

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一行コメント

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Wiki内の“WILLCOM”関連ページ最新更新順(15件)

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*1 日経コミュニケーション 2008年6月15日号より