ウィルコム定額プランについて
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社名を2005年2月にDDIポケットからウィルコムに変更した、PHSサービス会社最大手が大きな攻めの戦略に出た。その第2段として、2005年5月1日から「ウィルコム定額プラン」を開始した。ウィルコム定額プランの特徴は以下の2つとなる。

■ 特徴
(1) ウィルコム同士の通話の通話料が無料
(2) メールはどんなファイルをどこに送ってもどこから受けても無料

しかも、その月額利用料は基本料込みで2,900円(税込)である。2,900円でウィルコム同士とはいえ、通話料無料、メールし放題というこの料金プランはかなりの話題を呼んでいる。まず、携帯電話会社にはほぼ不可能な料金プランだろう。ウィルコム以外への通話料もかなり安く設定されている。

■ その他の通話料
(a) 固定電話・IP電話 10.5円/30秒
(b) 他社携帯電話 13.125円/30秒

また、7月からはウェブも定額となるオプション「リアルインターネットプラス[1x]」がプラス月2,00円で提供される。このオプションが開始されるまでの6月末までは、オプションをつけなくてもパケット代が0.0105円/パケットとなっている。それ以降は、オプションをつけないと0.0210円/パケットとなる。これもパソコンに接続しても2,100円と定額というのは他の携帯電話会社には料金的にまねのできないことであろう。通話をそれほどしないという人には、つなぎ放題コースという月6,090円(税込)という基本料込みとしてはケータイ業界最安の料金プランがすでに存在する。

■ 対応機種
これまで発売されているウィルコム(DDIポケット時代を含む)の機種であればどれでも利用可能となっている。現在、普通に量販店などで購入できるものは「AH-K3001V」「AH-J3003S」「H-SA3001V」という3機種となる。それぞれ一長一短があるので、自分の利用方法にあったものを選ぶといいだろう。

このサービスはまさにPHSだからこそできたサービスとなっている。サービス開始当初、技術的にエリアが狭く「安かろう悪かろう」と言われたPHSだが、そのエリアが狭いという技術的要因となっていたまさにその要素が「音声定額」にしてもサービスを続けられる大きな要因となった。さらに、エリアに関しても、サービス開始からちょうど10年が経ち、多くの基地局を設置したことにより、かなり広くなった。人口カバー率で言えば99%を超え、携帯電話では軒並み99.9%などだが、人がいるような地域に関してはかなりエリア化されている。都市部では、むしろFOMAなどに比べれば使える場所が多いくらいである。


1. 注意点について
2. 携帯電話からの乗り換えについて
 2-1. エリアについて
 2-2. movaとの比較
 2-3. FOMAとの比較
 2-4. au 1xCDMAとの比較
 2-5. au 1xWINとの比較
 2-6. Vodafoneとの比較
 2-7. Tu-Kaとの比較
 2-8. ウィルコムの他コースとの比較
 2-9. 電磁波について
3. おすすめ機種について

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