KDDIがau向け2007年秋冬モデル8機種を発表!ソニーと連携して“もっと音楽”を


KDDIが2007年秋冬モデル8機種を発表した。発表された機種は“Woooケータイ「W53H」”をはじめ,「W53K」「W54S」「W54SA」「W55T」「W56T」「A5529T」「A1407PT」となる。これらのWIN端末は統一プラットフォームKCP+/MSM7500を採用しているものもある。また,音楽サービス「LISMO」を拡充し,ソニーと連携することで「au × Sony MUSIC PROJECT」がスタートする。LISMOとSonic Stageが合体する。今後,Bluetooth搭載を進める。後,au one ガジェットはPCサイトビューアと同じOperaブラウザコアエンジンを使っているとのこと。はじめはユーザーが勝手に作ったガジェット(Widget)は使えないが,検討中ということなので期待したい。ただ,用意されるものもau oneメールをプッシュ配信して自動更新するようなガジェットがあったりとなかなか便利そうだったりする。マルチウィンドウとともにKCP+は楽しみだったのだが,なんとモックのみで実機がないorz なんてこったい!!!せっかく行ったのに…。というわけで,「Infobar2」とあわせて9機種がau秋冬モデルということかな。W52PTとかまたなかったね(ぉ CAやSHもないし,隠し玉もあったりしないのかなぁと期待してしまうぞw

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プレスリリース/総合ニュース

ハードウェアで一番気になったのは有機ELディスプレイの搭載率が高いところ。INFOBAR2に続き,W56T・W54S・W53Hの3機種が搭載しており,9機種中4機種とほぼ半数に上った。INFOBAR2を含む4機種とも有機ELはSamsung SDI製で,ワンセグなどの利用時における高画質化や省消費電力といったメリットから採用されている模様。液晶に比べると発色が良く,メリハリがあるように見える。また,ワンセグのアンテナ内蔵というのもINFOBAR2に続きW53Hも内蔵となっている。さらに,男性を中心に薄型機種の人気があるということから9.9mmとなるW55Tをはじめ薄型モデルのラインナップを拡充しているのも注目だろう。KCP+によるマルチウィンドウは,現在のタスク切替機能に追加される感じの操作性となり,決定キーだとシングルウィンドウ,右ソフトキーだとマルチウィンドウ(2画面)となるというように簡単に利用できるように工夫されているようだ。また,PCサイトビューアーなどのメモリを多く使うようなアプリケーションもマルチウィンドウに対応している(ただし,いくつか排他的な機能同士というものもあるようだ)。MSM7500により処理速度も上がっているということだったので期待したい。しかし,モックのみとはorz

Sony × au MUSIC PROJECT

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au one ガジェット

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KCP+/MSM7500プラットフォーム

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W56T

東芝製・2.8インチWQVGA有機ELディスプレイ・EV-DO Rev.A・KCP+/MSM7500・ATOK for au + APOT・Bluetooth・内蔵800MB・microSD・約50×106×17.8mm・約145g・AF対応324万画素CMOSカメラ。モバイルRupoではなくATOKというのは,どうもKCP+も関係しているようで。KCP+がATOK縛りというわけではないようだが,現状ではKCP+ではATOKのみとなっている。12月以降に発売予定で,価格は2万円程度となる見込み。有機ELはSamsung SDI製。詳細はまとめWikiにまとめる。

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W54S

ソニーエリクソン製・2.8インチWQVGA有機ELディスプレイ・EV-DO Rev.A・KCP+/MSM7500・Advanced Wnn+POBox・Bluetooth・IrSimple対応赤外線・内蔵1GB・microSD・約50×106×19.1mm・約145g・324万画素CMOSカメラ・12月以降発売予定・フルサポートコース2万円程度見込み。KCP+なためかソニエリなのにmicroSDだったり。有機ELはSamsung SDI製。詳細はまとめWikiにまとめる。

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W54SA

三洋電機製・3インチWVGA IPS液晶・EV-DO Rev.A・KCP+/MSM7500・ATOK for au + APOT・Bluetooth・IrSimple対応赤外線・内蔵800MB・microSD・約50×109×18.9mm・約144g・手ブレ補正&AF対応318万画素CMOSカメラ・12月以降発売予定・フルサポートコース2万円半ば程度見込み。これまたKCPL+なためか大阪三洋なのにAdvanced WnnではなくATOK。WVGAなIPS液晶は綺麗そう。詳細はまとめWikiにまとめる。

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W53H

日立製作所製・“Woooケータイ”・2.8インチWQVGA有機ELディスプレイ・EV-DO Rev.A・KCP+/MSM7500・ATOK for au + APOT・Bluetooth・赤外線・Felica・microSD・約51×107×14.2(最厚部18.8)mm・約131g・197万画素CMOSカメラ・12月上旬発売予定・フルサポートコース1万円台後半見込み。有機ELはSamsung SDI製。詳細はまとめWikiにまとめる。

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W55T

東芝製・2.4インチWQVGAポリシリコンTFT液晶・EV-DO Rev.A非対応・モバイルRupo・赤外線・microSD・約54×99×9.9(最厚部13.1)mm・約104g・196万画素CMOSカメラ・12月上旬発売予定・フルサポートコース1万円台半ば見込み。液晶は東芝松下ディスプレイテクノロジー製で厚みが0.99mm。詳細はまとめWikiにまとめる。

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W53K

京セラ製・2.7インチWQVGA液晶・2軸回転ヒンジ折りたたみ型・EV-DO Rev.A非対応・つながり予測変換&慣用句変換対応Advanced Wnn・赤外線・ワンセグ・microSD・約49×106×15.4(最厚部18.9)mm・約130g・AF対応197万画素CMOSカメラ・11月中旬以降発売予定・フルサポートコース1万円台半ば見込み。詳細はまとめWikiにまとめる。

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A5529T

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A1407PT

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6 thoughts on “KDDIがau向け2007年秋冬モデル8機種を発表!ソニーと連携して“もっと音楽”を”

  1. Operaウィジェット登場からそれを搭載した携帯端末登場まで随分掛かりましたね。PCSV(Opera)のバージョンが見えないけど、ウィジェットが使えるってことは9系列なんでしょう。
    今後はこの分野は、Adobe vs Operaになってくんですかね。Accessはどうするんだろう。つーか、なんだかなぁ。
    > ただ,用意されるものもau oneメールをプッシュ配信して自動更新するようなガジェットがあったりとなかなか便利そうだったりする。
    ケータイWatchの記事には「プル」となってます。まぁ本質的な差ではないわけですが…。
    http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/36739.html
    > au one ガジェットはサーバーにアクセスして情報を得る“プル型”サービスとなっている。

  2. 京ぽん信者としては、Operaウィジェット(ガジェット)の搭載で先を越されたのは非常に悔しい。
    自作ウィジェットOKの京ぽんが出たら大フィーバーになるだろうに…

  3. >>1 もとひこさん
    まぁ、ともあれ、OperaもはれてWidget導入ということで良かった、なと。ケータイではすでにNokiaがWidgetを導入していたと思いますし、Widget自体は標準化のほうに進んでいるので明確に対決な図式にはならない気もしますが、、、ケータイの場合は実装方法などもあるんでどうなるのかは気になるところですね。
    てか、説明員さんはプッシュとはっきり言ってたけど、頼りなさげな人だったから違うのかも。他メディアはどこもプルって書いてありますね。そもそもプレスリリースにプルってなってんのか、う~ん。
    >>2 117さん
    悔しいというか羨ましい。。。前にOperaにインタビューしたときは(RSSリーダーに絡んで)、μITRON上ではかなり難しい(つか、そのときはできないみたいに言ってけどさすがにできないことはないだろうから難しいってことだと)ってことでしたけど。

  4. うーん、WidgetsってOperaの実装を標準化しようとしてるだけで、各団体がそれぞれ独自のものをすすめてますので (MSがXAML、MozillaがXUL、QualcommがBREWとか)。Operaでしか使えないWidgetsより、大抵のブラウザ上で動作することが望まれるFlashの方が普及しやすいと思うのです。実際にはまだFlashも制限の方が大きいですが。
    まぁまだすっからかんですけどね。
    http://www.w3.org/TR/widgets/
    > 前にOperaにインタビューしたときは、μITRON上ではかなり難しいってことでしたけど。
    Opera for μITRONは京セラが移植したもの。Opera 8以降は移植性が上がってるけど、様々な制約があるμITRONでは(Opera的には)どうしようもない。つまり現状のままではウィルコム向けはOpera 7のまま。という解釈か(w

  5. えー、ドラフト公開されたって話ですよ。。。
    http://www.w3.org/TR/widgets/
    http://journal.mycom.co.jp/news/2007/10/18/032/
    でも、基本的にはHTML/XML、JavaScriptなどでできてるんじゃないんすか?
    ケータイでは実装方法こそ、各OS・ミドルウェアごとになりそうですけど、Widgets同士はそのまま使えないのですかね?
    というか、その実装方法が対決図式ってことなのかな、、、それは確かにそうですね。Webブラウザ市場と同じ感じですよね。
    規格が標準化される時点で、そのブラウザなり動作アプリはいろいろ違うのが出てくるのは仕方ないんじゃないかと。
    (まぁ、au one ガジェット自体すでにケータイの電波状況などの情報を扱えるようだから標準化するのはかなり難しいっぽいですけど)
    ACCESS DAY 2007でNetFront 3.5におけるWidgetsの話も出てますね。
    http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/36803.html
    Opera@京ぽんの話はまぁそんなところで。
    そもそもOperaがこのまま搭載されつづける保障もないというあたりですかねぇ。
    Operaは人気なのですぐにはやめないでしょうけど。

  6. WidgetsがW3C草案になったのって、WHATWG (http://www.whatwg.org/。HTML5とかもやってました) からW3C Web Applications WGに移管されたのがミソなんです。草案を見ても、現時点でまだ「To Be Written…」ばかりです。仕様書と呼べるのはCandidate Recommendationからで、そこまであと数年掛かるでしょうし。
    > ACCESS DAY 2007でNetFront 3.5におけるWidgetsの話も出てますね。
    > http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/36803.html
    ​お、NetFrontは将来的にWidgetsに対応ですか。
    SVGはすでにあるようだから、あとOperaとの互換性で問題になりそうなのはWeb Forms 2.0ですね。
    ところでActive Desktopってぇのは禁句ですか(w

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