Google主導のケータイ/モバイルプラットフォーム「Android」のSDKおよびエミュレータが公開


Googleが主導しているケータイ/モバイルプラットフォーム「Android」のSDKおよびエミュレータが開発推進団体「Open Handset Alliance(OHA)」により公開されています。といっても,公開場所は「Google Code」ですけども。SDK/Emulatorは,Linux/Windows/MacOSX版があるのも嬉しいところ。適当にダウンロードして軽くいじってみてますが,画面解像度は今のところQVGA/HVGAを想定しているみたい。ドキュメントもしっかりしてそう。英語だけど…。なんかWebブラウザは「Safari」と出るんだがw

そんなわけでまだまだ「Android」を搭載したケータイデバイスの登場は先なわけですけども,こうしてSDKを公開してくれると遊べるわけですね。Googleとしては遊びまくってアプリケーション作ってねってことなんでしょう。ということで「Android Developer Challenge」というアプリケーション開発コンテストも開催されるようですよ。コンテストは,2回行われ,1回目の募集期間は,2008年1月2日~3月3日,賞金総額が1000万ドルとなっています。

画面の雰囲気は,やはりLinuxやMacOS Xに似ている感じもしたり,そして,iPhone/iPod touchっぽい感じでもありといった感じでしょうかね。画面はデフォルトで入っているスキンとしては,QVGA-L(横画面QVGA)・QVGA-P(縦画面QVGA)・HVGA-L(横画面ハーフVGA)・HVGA-P(縦画面ハーフVGA)が用意されているが,SDK\tools\lib\images\skins内にスタイルシートっぽい記述なlayoutというファイルとボタン&背景画像を用意することで簡単に他の解像度にも対応できる。これまた適当に横画面WVGAなスキンを作ってみた。誰か暇な人は背景画像をAd[es]にしたりして遊んでくれ(笑)。Package Browserがあるのでインストーラみたいなのもあるんでしょう。それはそうと,エミュレータがきっちりと各通信方式の速度や遅延(応答速度)も設定できるのが笑えるw

  1. OSはLinuxでカーネル2.6
  2. ライセンスはApache v2
  3. サンプル「ApiDemo」「HelloActivity」「LunarLander」「NotePad」「SkeletonApp」「Snake」が同梱
  4. ドキュメントはWeb上にあるものがSDKにも同梱
  5. SDK/EmulatorはLinux/Windows/MacOSX版を用意
  6. 「Browser」「Maps」「Dev Tools」「Contacts」「Applications」が利用可能
  7. WebブラウザはWebkit/KHTMLベースで「Safari/419.3」と表示される
  8. UserAgent: Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 0.5; en-us) AppleWebKit/522+ (KHTML, like Gecko) Safari/419.3
  9. Mapsは当たり前かもしれないが「Googleマップ」
  10. 開発はEclipse 3.2以降,Java Development Tools,Android SDKがあればできるようで手軽
  11. アプリケーションはすべてJavaで.dexというファイルにコンパイルされる
  12. 汎用データベース(SQLite)が組み込まれている

[IMG] 20071112_android_01.jpg

[IMG] 20071112_android_02.jpg

[IMG] 20071112_android_03.jpg

関連記事


8 thoughts on “Google主導のケータイ/モバイルプラットフォーム「Android」のSDKおよびエミュレータが公開”

  1. >>1
    そうですねぇ、やっぱり文字入力が一番のネックになりそうです。
    逆に、開発者の人はチャンスだと思ってくれると嬉しいんですが、、、
    ついでに、WVGAだとこんな感じ。ただ、だだっぴろくなるだけ。
    壁紙は変えられるんだけど、オリジナルの画像ファイルは指定できないのかしら?
    スキンはすごく簡単に時間さえかければ誰でも作れるのでまじでアドエスなスキンとか作って欲しいかも。
    http://s.memn0ck.com/20071113_android_kmaxbiz.jpg
    http://s.memn0ck.com/android_skins_wvga-l_20071113.tar.gz
    #基本キーボード操作。左上に隠しボタンがあるのだw

  2. DoCoMoも、auも
    一応この動きに乗る感じなので、日本語入力の方は
    さほど心配しなくても良いのではないでしょうか?
    このプラットホームをウィルコムがうまく使えると良いなと思います。

  3. うーん、アドレスバー無しか…。iPod touch式になってるんでしょうか。
    ちょっとSafariは古いんですね (10.4.7相当。10.5.xは5xxxらしい)。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/Safari
    かなりハイレベルのハードウェアを要求するのは仕方の無いことなのでしょうか。
    >>3
    別にドコモもKDDIも関係ないのでは。両社がApache2ライセンスでFEPを公開してくれる訳じゃないですよ。システムのライセンスとその上のアプリケーションのライセンスは独立して設定できます。だから>>1の人がFEPメーカーに期待してるわけで。

  4. >>4
    そういう事ではなく、端末開発用のOSとして、
    ドコモと、auに採用される可能性があるのなら、
    日本語入力メーカーも移植に
    頑張るのではないか?という事です。
    さすがにドコモとKDDIが日本語入力ソフトを作成するとは思いません。

コメントを残す

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください