ウィルコム2007年展望。セミナー「WILLCOM 事業戦略 2007」が3月に開催


ウィルコムの事業戦略を中の人が語る「『WILLCOM』事業戦略 2007」というセミナーが2007年3月8日(木) 13:00~17:00に虎ノ門パストラルで開催される。参加費は29,800円/名とのこと。ネットワーク技術の要人である平澤氏を筆頭に楽しそうな講演が連なっていますよ。後,ウィルコムの副会長になった八剱氏が「ウィルコムのビジネス戦略と外資系等各社の経験から学んだこと」という講演を2007年2月6日(火)にするようですよ!というか,名前なくなってたけどまだウィルコムにいるってことでいいんですかね。

1 13:00~14:10 ウィルコムの事業戦略
ウィルコム 執行役員常務 ネットワーク技術本部長 平澤弘樹氏
PHS独自のマイクロセルのネットワークも構築から10年以上経過した。ワイヤレスブロードバンドサービスの導入の検討が活発化する中で、ウィルコムのネットワークも変革の時期を迎えた。本講演では、ウィルコムが取り組んでいる今後のネットワークの展開について説明する。

  1. ウィルコムの今後のネットワーク
    1. 通信品質の更なる改善
    2. データ通信の高速化
    3. ネットワークのIP化
  2. 次世代PHSの取り組み
    1. 次世代PHSのコンセプト
    2. 次世代PHSの開発状況
2 14:15~15:05 商品・サービス展開の方向性
ウィルコム サービス計画部長 寺尾洋幸氏
PHSのマイクロセルネットワークによる「大容量」「低電磁波」「小電力」を活かした音声定額サービスやW-SIMなどの新サービス新商品の提供を行っている。一方、移動体通信業界では、昨年10月の番号ポータビリティの導入や新規事業者の参入により新たな展開が始まる。本講演では、ウィルコムの今後の事業戦略、並びに、商品・サービス展開の方向性について紹介する。

  1. ウィルコムの現在のサービス状況
    1. 音声定額の利用状況
    2. データ通信サービスの展開状況
    3. PHS技術の独自性
  2. ウィルコムビジネス戦略
    1. ビジネスの水平統合
    2. マイクロマーケットへの展開
  3. サービス、商品の今後の展開
    1. W-SIM端末の展開
    2. 固定網との融合
3 15:15~16:05 ウィルコムのソリューションビジネスの現状と今後の展開
ウィルコム ソリューション営業本部 副本部長 青木伸大氏
これまで、事業所用コードレス電話や、データ通信カードにより、多くの法人ユーザに利用されてきたPHSであるが、207年度以降にはウィルコムだけになる。携帯各社がビジネス用途向けの商品サービスを強化してきている中、PHSの特性を活かした、ウィルコムのソリューションビジネスの現状と今後の展開を、事例を交えて紹介する。

  1. 法人市場におけるウィルコムの現状
  2. ビジネスモバイル戦略
  3. 商品サービス事例紹介
4 16:10~17:00 W-ZERO3のモバイル市場での位置と今後の展望
ウィルコム ソリューション営業部 W-ZERO3プロジェクト室長 稲垣健二氏
スマートフォン市場へPHS通信機能を載せて参入したW-ZERO3のご紹介。現在のモバイル市場とW-ZERO3を中心としたデバイスがもたらすモバイル市場での可能性と役割について展望する。また、W-ZERO3を中心とした周辺機器の開発状況、アプリケーションなどの紹介をしながら、企業での導入事例をもとに導入前との比較しながら紹介する。

  1. W-ZERO3のモバイル市場での位置と今後の展望
  2. W-ZERO3の主な機能紹介
  3. W-ZERO3に関する周辺機器とサードパーティによるソリューション紹介
  4. W-ZERO3の導入事例と導入前、導入後の比較検討
  5. 今後、展開予定の業種別ソリューション事例紹介

6 thoughts on “ウィルコム2007年展望。セミナー「WILLCOM 事業戦略 2007」が3月に開催”

  1. よくわからんけど、山下氏が取締役副会長になっていたのに、八剱氏は副会長しか書いてなかったからそう思ったんですが、取締役でない副会長というのはおかしいんでしょうか?

  2. 確かに前にそう書いてありましたよね。で、今回の肩書きも「ウィルコム副会長」のままだから、そういうことなのかなと私も思います。
    でもこの曖昧な役職(非取締役副会長)、どっかに前例があるのかもしれませんが、私は初めて聞きました。基本的には「企業において、会長(取締役会長)とは取締役会の長を意味し、社長より上の企業の経営責任者の役職である」(wikipedia)なはずで副会長も同様じゃないですかね。取締役会から外れる名誉職なら、相談役とか顧問とかが普通でしょう。
    対外的に副会長くらいの格付けにはしないと、というのはわかるけど、そのくせ実権はすべて取り上げた形ですよね。株主との関係がない外様だからといえばしかたがないのかもしれないけど…。急な引退とあいまって、株主・現役員会との対立といった邪推が生じるのも致し方ないところじゃないかと。
    まあこうして表に出るわけで、座敷牢に押し込められたわけじゃなかったのは良かった。

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