もくじ
NTTドコモ他向け、バッファロー製コグニティブ無線LANルーター端末「ポータブルWi-Fi」(型番:DWR-PG)。
概要
2010年5月18日開催のNTTドコモ2010年夏モデル発表会で発表された、無線LANルーター端末「ポータブルWi-Fi」(型番:DWR-PG) のまとめ。世界で始めて製品化された*1、コグニティブ無線機能を搭載した端末となる。2010年5月25日正式発表、2010年6月24日発売。WAN側が無線LAN IEEE 802.11a/b/g、UMTS/HSPAバンドI, VI, IX (2.1GHz、800MHz、1.7GHz)、10BASE-T/100BASE-TX (クレードル経由) に対応、これらを状況に応じて自動的に切り替える。LAN側が無線LAN IEEE 802.11b/g (アクセスポイントとして、同時接続6台まで、WANと併用可能)、10BASE-T/100BASE-TX (クレードル経由、WANと排他) が利用可能で、AOSS、WPSにも対応している。3.7V、1,880mAhの充電池を内蔵し、連続通信6時間、待ちうけ30時間などとなっている。
2009年9月にフィールドトライアルが実施された、NTTBP製「Personal Wireless Router」の成果を基にしている。
正式発表の時点ではNTTドコモからの発売については未定、バッファローの直販サイトなどから購入可能 (予価37,000円程度)。現時点では販売される端末はNTTドコモ網以外で利用できない、SIMロック端末のみとなる。
- DWR-PG製品情報(BUFFALO)
- Blog:DWR-PG
- Google:DWR-PG/Google:ポータブルWi-Fi
- Googleニュース:DWR-PG/Googleニュース:ポータブルWi-Fi
- 携帯機種板@2ちゃんねる
2010年8月3日〜9月10日出荷分の一部端末について、ワームに分類される不正ソフトウェアに感染したものがある旨告知されている。Windows XP/Server 2003以前のPCでUSB接続で利用した場合、感染する可能性がある (OSの情報はトレンドマイクロ社の情報から抜粋)。詳しくはバッファロー社の告知ページを参照して欲しい。
NTT東日本「光ポータブル」
NTT東日本は、同機種を「フレッツ光」「Bフレッツ」(ファミリータイプ、ニューファミリータイプを除く) 利用者向けにレンタルを行う (「光ポータブル」。月315円)。こちらはSIMロック端末とフリー端末の2種が用意され、SIMフリー版はNTTドコモの他イー・モバイルのUSIMカードでも利用可能な旨アナウンスされている。
関連記事
NTTドコモ2010年夏モデル発表会にて紹介
2010/5/25正式発表
- WiFi版 iPad®に最適! NTTドコモ対応〈ポータブルWi-Fi™〉(BUFFALO)(2010/5/25)
- NTTBPと共同開発、ポータブルWi-Fi™〜 販売開始の経緯と製品概要 〜(BUFFALO)(2010/5/25)
- ポータブルコグニティブ無線ルータの販売開始について <バッファロー製品名:ポータブルWi-Fi™> 〜 販売開始の経緯と製品概要 〜(NTTBP)(2010/5/25)
- フレッツによる無線LAN利用促進の取組みについて 〜WiFiはフレッツでもっと楽しくなる〜(NTT東日本)(2010/5/25)
一部端末にワーム混入・販売停止
- データ通信機能内蔵ポータブルWi-Fiルーター「DWR-PG」(ポータブルWi-Fi)*(2010/9/10)
- バッファロー社製ポータブルWi-Fi「DWR-PG」をご利用のお客様へ(NTTドコモ)(2010/9/10)
- モバイルWi-Fiルータ「光ポータブル」の一部へのウイルス混入について(NTT東日本)(2010/9/10)
一行コメント
*1 NTTBPのプレスリリースによる