2005年7月13日(水)~15日(金)に東京ビッグサイトで開催されている「Wireless Japan 2005」におけるイー・アクセスの完全子会社であるイー・モバイルの展示を紹介する。イー・モバイルは、1.7GHz帯FDD方式での携帯電話・モバイルデータ通信サービスへの参入を目指しており、参入する場合におけるW-CDMA/HSDPA/HSUPA対応と銘打ったコンセプトモデルが展示されていた。コンセプトモデルは、「Wireless Data Communication Device [USB Type/CF Card Type]」、「Touchscreen Model」、「Music Box Model」、「Multifunction Model」といった4種類があり、それぞれイメージモックが置かれていた。アンケートでは、どのモデルに興味を持ったかなどの項目が並んでいた。
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ごく一般的なCFカード型端末やUSB端末であっても、例えば、USB端末は折りたたみ型で、折りたたむとUSB端子が収納されるようになっているなどユーザビリティを考えたものとなっていた。その他のモデルについてもいろいろこだわりがあるようであったが、一番気になったのは実現可能なのだろうか?といったところだ。特に、サイズ的制約が気になったが、有機ELディスプレイを使えばディスプレイ面はかなり薄くできるなど、参入時における最高技術を採用することを前提にしているようであり、実現可能なものだという話だった。Multifunction Modelについては、すでに海外で発売されている「Motorola MPx」をさらに超えた形状といったところで、形状について特許も出願しているという。私は、QWERTキーボード大好き派なので、「期待してます」と目を輝かせて言ってきた(笑)。実際の端末開発については、国内外と問わずいろいろなメーカーと話合いをしているそうだ。サービスが開始されるのは、2006年後半~2007年初頭と、まだ1年半以上あるが、面白いデバイスが出されることを期待したい。
イー・モバイルのブース。「e-mobile」の大きなロゴが掲げられていた。 | Wireless Data Communication Device [USB Type/CF Card Type] | 端末は「W-CDMA with HSDPA/HSUPA」対応をめざしているようだ。 |
CF Card Typeの通信端末。モックとはいえ、でっぱりはこれくらいをめざして開発して欲しい。 | USB Typeの通信端末。折りたたみ型となっている。もう1段USB端子の根元あたりで回転&折り曲がってくれると便利そうだ。 | 折りたたむとUSB端子が引っ込むようになっているようだ。取り外して持ち歩くことまで考えられているのだろう。 |
Touchscreen Model。タッチパネルとモーションコントロールでの操作をめざしたコンセプト。 | すさまじくプラスチックと紙でできていそうなイメージモック。ほとんど画面だけで構成されている。 | ダイアルするときなどはディスプレイに電話の画面が現れて、操作するといった感じだ。 |
横開きで、さらにキーボード側を開いたところ。キーボード好きにはたまらない。また、キーボード部分の表示もモードによって変化するような仕組みになっているようだ。 |
イー・モバイルが目指すサービスイメージ。当たり前だがいいことばかり書かれている。 | eMobileの会社説明。ADSL(固定通信サービス)からモバイル通信サービスへ。 | モバイル通信サービスにおけるリテールモデルやMVNOモデルといった事業運営方式の説明。 |