ワイヤレスジャパン2005のNTTドコモブース~太陽電池搭載端末やF700iS/SH700iSなどを展示


2005年7月13日(水)~15日(金)に東京ビッグサイトで開催されている「Wireless Japan 2005」における「NTTドコモ」のブースおよび講演について紹介する。ドコモのブースでは、すでに夏モデルとなる「FOMA 901iS」シリーズが発売してしまっていることなどもあり、それほど力を入れた感じではなかった。ただし、発売されたばかりの「FOMA 901iS」シリーズやビジネスケータイ「FOMA M1000」を中心に、7月21日に発売される「FOMA F700iS」や同時に発表された「FOMA SH700iS」、燃料電池や非接点充電器、太陽電池を内蔵した「Music PORTER」、組込ソリューションとなる「AVユニット」など、幅広い展示となっていた。また、セミナーのほうでは、3.5~4Gといった将来的な通信方式やおサイフケータイのインフラとしての重要性について語られていた。

一番興味を持ったのは太陽電池が内蔵されていた「Music PORTER」だ。まだ、充電しながら通話をするなどの点でソフトウェア的な問題なども残っているようだったが、実際に太陽電池で充電もでき、動作しているモデルが展示されていたのは可能性を感じた。現段階では、商用化の具体的な話はまったくないようだが、今後も開発を継続していくという話だったので、近い将来にこういったモデルが発売される可能性もあるのだろう。電力供給という点では、待ち受け時においては、太陽電池からの供給のほうが大きいため、永続的に利用できるが、通話などの通信をした場合には、徐々にバッテリが減るとのことだった。例えば、私が利用しているウィルコムの「AH-K3001V」などもUSB給電しながら通信を行うと、電力供給のほうが少ないため、徐々にではあるが、バッテリは消費している。ただ、それでも、通信時間は圧倒的に延ばせるわけで、この電力供給に意味は十分にあると思っている。

AVユニットは、ハギワラシスコム製で、1万円程度をめざしているということだった。また、OSに組込系のLinuxを用いたものなど、いくつかのユニットも用意されているようだ。こういった組込系のテレメタリングにより、ケータイの契約者数はまだまだ伸びるといわれているが、それほど伸びていないのが現状だ。組込モジュール側の整備が進んできているが、これらを有効に利用できる料金体系なども明確に示されるとどんどん新しいサービスが出てくるような気もする。

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富士通製「F700iS」の左側面。マクロスイッチやイヤホン端子が見える。 「F700iS」の背面液晶面。カメラが見える。色はアイスブルー。 「F700iS」の右側面。上(メモボタン)/下ボタンやminiSDスロットが見える。
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「F700iS」の背面。スピーカーや電池が配備されている。 「F700iS」を開いたところ。一般的でシンプルな構成となっている。 「F700iS」(右)と「F900iC」(左)の電池パックを比べたところ。F700iSでは、F901iSまで利用されていた電池パックF06から40mAh増えた770mAhのF07が利用されていた。
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シャープ製「SH700iS」の背面液晶正面。モノクロの液晶やスピーカーが見える。 「SH700iS」の左側面。miniSDスロットが見える。プラムは色がビビッドでドコモとしては珍しい感じだ。 「SH700iS」の背面。1.3メガピクセルのカメラや電池が配置されている。
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「SH700iS」の左側面。イヤホン端子やカメラ用ボタンなどが見える。 「SH700iS」の電池パック。SH700iと同じSH04という830mAhのものを使っている。 「SH700iS」のスポーティブルー。こちらもとても綺麗な色でしっかりと塗装されている。
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富士通と共同で開発している携帯電話用燃料電池パック。 パナソニックと共同開発している非接点充電器。充電時間もそれほど長くならないところは嬉しい。 非接点充電器は、P900i用電池を充電する場合には約120分となっていた。
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燃料電池は、今回のものはメタノール100%を利用するようになったそうだ。 燃料電池ホルダーのアップ。カートリッジを撮ったところも見せてもらったが、写真は勘弁してくれということだった。 FOMAを使ったビジュアル・コールセンター。テレビ電話システムを使っている。
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FOMA IP映像接続。法人利用などでは会議システムなどでテレビ電話利用は増えるのかもしれない。 ドコモテレビ電話ソフト2005。FOMAでテレビ電話できるのに、わざわざパソコンを使うのかは疑問は残る。 チャイルドケアロボット。ケータイからカメラで様子を見れたり、操作できたりする。
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法人向けの災害対応システム。大きな企業など12社程度が導入しているということだ。 実際にデモをしていた。社員だけでなく、社員の家族なども登録しておけば、連絡が行くようになっているそうだ。 生分解性プラスチックを使った「SO506iC」。
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こちらも生分解性プラスチックを使った「N900iS」。 背面に太陽電池を組み込んだ「MusicPorter」。実際に動作もしていたが、まだ商品化などは具体的なものは出ていないということだった。 ドコモの環境への取り組みの紹介。リサイクルできたとしても、回収率をどう上げるかは難しい問題だろう。
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太陽電池内蔵の「MusicPorter」を動作させているところ。待ち受けなら太陽電池の供給量のほうが大きいということだったが、通話すると消費のほうが大きいそうだ。 背面面積が大きいだろう「MusicPoter」を使っていたり、ソフトのほうがきちんと対応していないということだったが、きちんと動いているのは可能性を感じた。 ケータイ向けユニバーサルデザイン。骨伝導レシーバマイクなども展示されていた。
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ウィルコムのところにもあるがペットのえさやりを遠隔で操作できるAOSテクノロジーズの組込モジュール対応機器「iSeePet」。 FOMA AVユニット。以前からこういった機器はあるのだが、これにより安価に同様のサービスが行えるという。 AVユニットを使ったソニー「デスクトップ・カメレオンアイ」。通常の監視カメラとは違い、360°を見渡すことができる。
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「FOMA AVユニット」の基板。ベースはCFカードスロットとUSB端子のようだ。オプションでさまざまな規格にも対応する。 「FOMA AVユニット」のアップ。特に意味はない。 テムザック三洋による家庭用ロボット「ロボリア/ROBORIOR」。

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