ウィルコム「wx series」 Javaアプリに対応した三洋電機製端末「WX310SA」


「WX310SA」は、三洋電機製としてははじめてのウェブブラウザ対応かつJAVAアプリ対応の音声PHS端末となる。価格はオープンプライスだが、店頭価格は2~3万円と予想されており、発売時期は2005年11月下旬を予定している。4x(128k)パケット通信、MIDP2.0に準拠したJAVAアプリ、フルブラウザ「NetFront v3.3」、130万画素CMOSカメラ、2.4インチQVGA(240×320ドット)液晶、miniSDカードスロットを搭載したウィルコム向けのフラッグシップモデルとなる。サブディスプレイにはモノクロ液晶を搭載した、折りたたみ型で、丸みを帯びたデザインとなっている。また、ボディカラーは、シルバーミストおよびプログレッシブレッドの2系統が発売される。以下に、プレスリリースや関連記事などへのリンクをまとめる。

簡単に触った印象を書いておくと、メニューやJAVAアプリの起動はそれなりに早く、それほどもっさりと感じるような感じではなかった。個人的には好印象を受けた。多少、NetFrontの起動などは遅いかなと感じるが、京ぽんにおけるOperaの起動も遅かったので、慣れれば耐えられる程度だろうか?この辺りは個人差はありそうだ。JAVAアプリに対応しているので、自由度が高く、かつ一番バランスはいいように思う。WX310KがJAVAアプリがなくBluetoothに対応していたり、WX310Jは指紋認証/JAVAアプリがあるのにカメラがないなど、機能がばらけていてユーザーは選択するのに悩みそうだ。ただ、京ぽんなどのときにはほぼ選択肢がなかっただけに、ウィルコムユーザーとしては嬉しい悩みとなっているだろう。

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シルバーミスト。淡いグリーンをアクセントに白ベースのボディとなっている。PHSとしては大柄だが、最近の携帯電話と比べると大きくはない。 向かって左側面にはイヤホン端子があり、右側面には液晶側にカメラのマクロボタン、キー側にマナー/RECボタンが配置されている。 イヤホン端子は、今回の310シリーズから携帯電話で一般的に採用されている平型端子を統一して採用している。 リンク先は、QVGAサイズで保存したカメラ撮影画像。表示されているものは、リンク先のものをパソコンに移してQCIFサイズにリサイズしたもの。
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ヒンジ部分にminiSDカードスロットを配置しており、やや太めのアンテナヘッドが見られる。アンテナと反対側にストラップホールが見える。 先端部にはキー側にUSB miniB端子が見える。USB miniB端子は、AH-J3001VなどのAIR-EDGE PHONE初期から標準仕様となっており、今回はさらにUSBマスストレージに対応した。 バッテリは蓋と一体型となっており、バッテリ容量は800mAと説明員は言っていた。PHSとしては比較的大きな容量となるが、最新の携帯電話と比べると大きくはなく、標準~やや少ない程度だろう。
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フルブラウザ「NetFron v3.3」にて「memn0ck.com」を見たところ。いわゆるパソコンと同等の表示モードで表示しているところ。 アップローダから普通に内蔵メモリやminiSDメモリに保存したデータを上げられるのは、京ぽん「AH-K3001V」から変わらないが嬉しいところだろう。 メニュー>アクセサリーの内容。ICレコーダーや電卓、目覚ましなどの機能が見える。また、JAVAアプリはここから起動することになる。 miniSDメモリカードに保存されるデータメニュー。著作権データにも対応しているほか、QRコードのログを取っておけそうなのは面白い。また、空き容量を見ていただければわかるとおり、1GBのminiSDも利用することができた。
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NetFrontのメニュー画面。ページ内検索などにも当然対応している。すでにNTTドコモの「N901iS」が同じフルブラウザの「NetFront」を搭載しているが、あちらはv3.2となっている。 NetFrontの設定画面メニュー。v3.3はDynamic HTML、RSS、パスワードマネージャなどの機能が追加されているはずなので、WX310SAでも対応しているのだと思われる。 フォントサイズは、12/16/20ドットの3種類から選択することができる。上記のmemn0ck.comを表示しているものは、16ドット/100%表示となっている。 文字コードは、Shift-JIS、EUC-JP、ISO-2022-JP、UTF-8、ISO-8859-1、US-ASCIIの6種類が用意されているが、基本的に自動的に認識される。
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表示設定。テーブルや画像、アニメーションなど細かく設定可能となっている。 表示モード。ケータイ/スマートフィット/デスクトップモードの3種類。言葉は違うが、基本的には京ぽんの表示モードと同等の機能となる。 スクロール行数は、1/3/5/全画面の4種類から選択できる。 ズーム。100/110/120/150/200%の5種類から選択できる。画像とともに文字も大きくなる。縮小も欲しかったところだろう。
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文字予測変換画面。WX310SAでは、Advanced Wnn Ver.1.2が採用されている。最新の携帯電話と比べるとやや劣っていると感じられるだろうが、これまでのPHSを考えれば進歩はしている。 WX310SAのメニュー画面。メニュー画面は3種類用意されており、こちらはデフォルトの9分割されているシンプルなメニュー。 メニュー(2)。メニュー画面は、右上のボタンで簡単に変更できるようになっているが、個人的にはメニュー画面をそこまで簡単に変えられる必要があるのか疑問ではある。 メニュー(3)。なかなかデザイナブルなメニューとなっている。ややわかりにくいが、シルバーミストの機体にはあっているのではないかと思われた。

5 thoughts on “ウィルコム「wx series」 Javaアプリに対応した三洋電機製端末「WX310SA」”

  1. WX310SAはかなり惹かれるのですが,ビットマップフォントというのが気になってしまいます.見た感じがどんな風なのか気になるなぁ.この記事の写真を見る限りでは,そんなに汚いという感じはなさそうですけど…

  2. >ビットマップフォント
    写真を見た限りギザギザとかもなくきれいだと思いますが
    <FONT size=1>~<FONT size=5>などの文字サイズの違いもちゃんと表示してくれるのでしょうか。

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