NTTドコモが3G網「FOMA」と無線LAN「ホームU」で1つの共通番号になる対応「ワンナンバー」を開始


NTTドコモが自宅内の無線LAN環境と携帯電話を連携できるサービス「ホームU」のオプションに携帯電話の電話番号で無線LANエリア内の通話もできるFMCサービス「ワンナンバー」を2008年10月1日(水)より提供することを発表しています。利用料は157.5円/月。別途「ホームU」の利用料1029円/月が必要。さらに,パケ・ホーダイもしくはパケ・ホーダイフル,パケ・ホーダイダブルのいずれかの契約も必須。

ホームUは,自宅内の無線LAN環境に携帯電話からアクセスしてウェブページを見たり,IP電話として利用したりできるサービスで,2008年6月19日より提供されているもの。これまでは,IP電話機能としては「050」番号で発着信していた。それに対し,ワンナンバーを契約すれば,携帯電話で利用している「090および080」番号1つで無線LANエリアでも通話できるようになりますよ。

無線LANエリア内であればIP電話として発着信し,無線LANエリア外であればFOMA網経由で携帯電話として発着信するそうです。通話料もホームU開始時に案内された料金体系と同様。無線LANエリア内同士であれば無料で,無線LANエリアから携帯電話および固定電話に電話した場合は通常の3割引程度の通話料となるもの。ワンナンバーを利用するにあたり,ホームUに対応した「N906iL」などの携帯電話の設定を「デュアルモード(無線LAN優先)」にしておく必要があるとのこと。音声ガイダンスの設定をしておけば,無線LANエリア内で着信した時にかけてきた相手に「ホームU経由での通話」といった内容のガイダンスが流れるようになっているそうです。

さらに,10月からホームUの対応接続回線にNTT東西の「フレッツ光ネクスト」を追加したり,「ホームU」モニター調査も実施するそうですよ。モニター調査は,2008年9月30日~10月13日に専用サイトでモニターを募集。抽選で300名にモニターセット(N906iLと対応無線LANルーター)を無料で貸し出ししてもらえるとのこと。アンケート回答などを行い,期間終了後にモニターは特別料金でモニターセットを購入可能。モニターに応募できるのは,パケット通信定額サービスを契約したホームU対応回線を利用しているなどのなかなかハードルの高い条件を満たしたユーザーのみとなっています。

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