Nokia(ノキア)は1日(現地時間)、Siemens(シーメンス)との合弁による通信機器会社「Nokia Siemens Networks(NSN)」のSiemens持株をすべて買い取り、完全子会社化することで合意したと発表しています。買収総額は17億ユーロ(約22億ドル)、取り引きは2013年第3四半期(7~9月)中に完了する見込みとのこと。
Nokia(ノキア)は1日(現地時間)、Siemens(シーメンス)との合弁による通信機器会社「Nokia Siemens Networks(NSN)」のSiemens持株をすべて買い取り、完全子会社化することで合意したと発表しています。買収総額は17億ユーロ(約22億ドル)、取り引きは2013年第3四半期(7~9月)中に完了する見込みとのこと。
NSNは業界大手のEricsson(エリクソン)やHuawei(ファーウェイ)に押され、シェア的には厳しい状況ですが、2012年第3四半期から黒字化しており、2013年第1四半期(2~4月)の営業利益は前年同期比101%増の1000万ユーロ(約1300万ドル)となっています。ノキアは2013年第1四半期(1〜3月)は赤字となっています。
ノキアCEOのスティーブン・エロップCEOは発表文で「NSNはLTE分野を引っ張っており、魅力的な成長機会を持っている。」と語り、ノキアの製品へのLTE対応などでより連携できるようにすると見られます。なお、完全子会社化した後も、NSNは独立した子会社として存続し、経営陣の変更もない見込みとなっています。