カメラなしによりビジネス向けになった京セラ「AH-K3002V」が2005年9月1日発売

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ウィルコム向けAIR-EDGE PHONE(PHS音声端末)となる京セラ製「AH-K3002V」が2005年8月24日(水)に京セラより発表された。すでに2004年5月に発売されている京ぽんこと「AH-K3001V」からカメラを取り除き、セキュリティ意識の高い企業での利用を見込んだビジネスモデルとなっている。価格はオープンプライスだが、WILLCOM直営のオンラインショップ「MCDirect」では、新規6,800円／機種変更8,800円で予約を受け付けており、他の機種の価格は大手量販店と同水準であることを考えれば、一般的な大手量販店ではこの値段では販売されるだろう。値段もカメラなしの「AH-K3001V」と同程度ということになる。

また、2005年12月以降を予定しているが、ファームアップによる“リモートロック機能”の搭載も予定しており、端末を紛失した場合などにおける対処が可能となる。このリモートロック機能は、既存機種である「AH-K3001V」は対応しない（できない）ため、AH-K3002Vのみの機能となる。ウィルコムでは、2005年4月から施行されている個人情報保護法案の対策として、日本無線製「AH-J3003S」をファームアップによりリモートロック機能に対応させており、以後、発売される機種についてはリモートロック機能を搭載するよう進めている。

• AirWiki: AH-K3002Vまとめ（memn0ck.com）
• ビジネス対応のAIR-EDGE PHONE「AH-K3002V」新発売（京セラ）
• ウィルコム、京セラ製AIR-EDGE PHONE端末など9月1日発売（ケータイWatch）
• Opera搭載、カメラなしの「AH-K3002V」発表（ITmedia）

AH-K3002Vは、基本的な仕様はほぼAH-K3001Vと同様で、2.2inch QVGA液晶、フルブラウザ(Opera)、POP/SMTPメールといった機能は従来のAH-K3001Vと同じように利用できる。外部端子には、miniUSB TypeBを採用し、USB経由でのデータのやり取り、充電も可能だ。外見もAH-K3001Vとほぼ同じだが、法人向けというのもあり、AH-K3001Vよりもやや鋭角な印象を受けるデザインで、背面液晶部分がやや隆起したデザインとなっている。色は、シルバーのみとなっている。

さて、最近の音声PHS端末としては異例の人気の京ぽん「AH-K3001V」の改良版となる「AH-K3002V」だが、AH-K3001Vが推測では20万台以上出荷していると思われるのに対し、企画としてはトータルで3万台を計画しているようだ。ビジネス向けであるし、しょぼいとはいえカメラがないわけで、今後もしばらくはAH-K3001Vが主力製品となるだろう。企業のセキュリティ対策はなかなか厳しくなりつつあり、今後もカメラ付ケータイを持ち込めない企業も増えてくるだろうから、こういったコンセプトモデルはあっていいとは思うが、せっかくの法人向けなので自営3版などに対応しているとなおいいかなとは思う。ウィルコム向けでは味ぽん2こと「AH-J3003S」がそのポジションにいるわけだが、、、

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