ウィルコム「SIM STYLE」、2006年度グッドデザインで惜しくも金賞


(財)日本産業デザイン振興会が“2006年度グッドデザイン”の大賞選出・表彰式を開催し,各賞受賞作の表彰および選出済みのベスト15の中から会場の投票により“グッドデザイン大賞”を選出した。グッドデザイン大賞には,三菱自動車の軽自動車“i(アイ)”が輝いた。ウィルコムの「SIM STYLE」は大賞こそ逃したが,見事金賞を獲得しており,今後の発展も期待される。

マスプロダクトとしての宿命と、個性化のための多品種対応に引き裂かれ、悲鳴さえも聞こえるかの感のある昨今の携帯電話市場。そこに颯爽と登場した、この小型軽量のPHS通信モジュールは、「ディスプレイとキーボードだけ」、という未来の携帯端末の姿を、私たちに予感させてくれた。チップを差し込むだけで生まれる個人認証機能と自由な通信機能は、通信技術を持たない企業にも、端末開発の可能性を拓き、ユーザーに対しては、これまで想像もしなかった端末複数所有の楽しさを提供する大いなる可能性を秘めている。また、この技術仕様を公開し、他企業とこの新しいモバイルコミュニケーションを協創するフォーラムの存在も特筆に値する実践だ。(副審査委員長 赤池 学)


1 thoughts on “ウィルコム「SIM STYLE」、2006年度グッドデザインで惜しくも金賞”

  1. なにはともあれ、めでたいことです。
    これでこのシステムがますます発展していってくれると嬉しいなあ…。

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