ウィルコム副社長近氏「ユニークなことをしなければならないのは変わらない」


MYCOMジャーナルにウィルコム副社長の近氏のインタビューが掲載されていますよ。また,連載「PERSON」にも登場。MYCOMっぽい人選な気がしたり。技術・プロダクト部門のトップでヲタの満足度を上げるためにはがんばってもらわないといけないのです(笑)!是非とも。

ウィルコム執行役員副社長 近義起

「ユニークなことをしなければならないのは変わらない」

昨年10月にウィルコム副社長に就任した近義起氏。PHSシステムの瞭明期よりその開発に携わり、現在は同社技術部門のトップを務める、PHSの“生みの親”のひとりである。

「WILLCOM」ブランドの立ち上げ以来好調が伝えられている同社だが、近氏は「決して今日のポジションがいいとは思っていない」と話す。不可能と考えられていた業界初の音声定額も、時間帯制限付きながらソフトバンクモバイルが追随してきた。

とはいえ、近氏の姿勢はあくまで謙虚で冷静だ。「我々のシェアは4~5%。ユニークなことをし続けなければならないのは変わらない」(近氏)。そのユニークな試みの代表例、小型通信モジュール「W-SIM」に昨年12月、2代目が発売された。通信速度向上が注目されているが、実は、音声通話時の電波の飛びもよくなっている。「ここまで電話に高機能が要求されるのは日本ほか数カ国。世界規模で見ると『話せれば良い』という国々のほうが多い」(同)。日本から世界へ展開中のPHSにとっては、一見地味であってもこのような技術開発は重要であり、地道な積み重ねが基本であることは変わらないという。

「誰かがあれこれ言ったから良いものになるわけではない」と話し、現場に細かい口出しはしないという近氏だが、新機種は発表の度に自身の電話機として次々試している。辛い時期・良い時期両方を経験して、やはりPHSが好きなのだろう。

撮影:小林伸


6 thoughts on “ウィルコム副社長近氏「ユニークなことをしなければならないのは変わらない」”

  1. 今の状況、ユニークと言えばそうだな。
    他社の競合を全く無視した経営はユニークと言えよう。
    電磁波の優位性やマイクロセルと聞き飽きた感の強い
    うたい文句を言い続ける方針もある種ユニークだ。
    端末もユニーク。
    シンプル路線の強さが露呈した端末の品揃えもユニークだ。
    PHS=信者と初心者の集団とキャリアが認めた形だ。
    コレも、ユニークと言えよう。

  2. シャオリントンがウィルコムを買収してくれないかな?中国とローミングになればビジネスにも有益だしメーカーも開発メリットが高くなる。(1億ユーザー)

  3. 小霊通は中国網通系と中国電信系の地域会社がそれぞれやっていて、全部で1億近いけど1社ではないんですけど。でも、中国と端末なんかはかなり共通化してコスト削減して欲しいのは同意だけど、まずはユーザーニーズも近そうな台湾じゃないか?ユーザー数は少ないがやりやすそうだし

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