ネットインデックスが中国でのPHSパケット通信におけるソフトウェアのライセンスを京セラと契約したと発表した。今回ネットインデックスが開発したパケット通信のソフトウエアは「PHS MoU」が推進する通信仕様が共通化されたパケット通信規格「FACCH2(Fast Associated Control Channel(Type2))」に対応しており,中国のほぼ全土でインターネット通信やe-mailが使用可能となるとともに,中国国内の都市部においてデータ通信のローミングも可能となるとのこと。
ネットインデックス(当時「本多エレクトロン」)は世界で初めてPHSマルチリンクパケット方式のソフトウエア開発に成功しており,既に日本国内でPHSの主要メーカー各社とパケット通信のライセンス契約を締結しソフトウエアの提供を行なっている。
2008年の北京オリンピックを控え,早ければ年内にも中国でのPHSサービスがパケット通信によるデータサービスに対応することを睨んでとのこと。現在の中国のPHSは音声通話およびSMS(ショートメール)といったサービスが中心となっている。
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