ウィルコムが今年度に思い切った戦略が取れなかったのは財務制限条項付タームローン契約のため


なにやら暇?人さんのところのコメント欄でPHS-JUNKIE氏曰く「ウィルコムが今抱えている有利子負債の中には財務制限条項がついているタームローン契約があり、それに『平成19年3月期以降の各年度末決算で、単体決算・連結決算共に営業損益・経常損益・当期損益の各項目に損失を2期連続で計上してはならない』という主旨の条項が存在します。」とのこと。これがあるからなんとしても今年度は黒字で終わらなければならず,思い切った戦略が取れなかったんではという話。新つなぎ放題は,3/21からとなるのでほとんど影響がないと踏んだのでしょう。というわけで,来年度がどうなっているのか知りませんが,きっとアグレッシブに攻めてくれるでしょう!

ウィルコムの数日前から取り上げようと思っていたらふぇちゅいんさんが先に取り上げてましたね(^^; 今日の新つなぎ放題のリークがあったので,発表がなかったら取り上げて,あったら時期を置いて書こうかと思ったんですけど(笑)。

余談ながら同じくIPOの話ですが,私も最近はそんなに早くやらないのかなぁという感じもしています。喜久川社長が何度も繰り返し近くIPOはないみたいな話をしているというのもあるんですが,PHS-JUNKIE氏と同じようにカーライルはもう少し居残るのかなという感じがしたりしています。次世代PHSの免許(本当は免許じゃないらしいけど)を取得したからといってまだまだ将来的には未知数なところが多いですし,次世代PHSである程度軌道に乗った後くらいのほうがどうせなら良さそうですよね。もちろん,次世代PHSを起動に乗せるまでの資金繰りができなさそうならIPOする可能性もあるんでしょうけど。


3 thoughts on “ウィルコムが今年度に思い切った戦略が取れなかったのは財務制限条項付タームローン契約のため”

  1. そういう状況の中でも、ウィンタースポーツなどへの協賛を止めなかったウィルコムに敬意を表したいところです。

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