ウィルコムが事業再生ADRにおける債権者集会の1ヶ月延長を要請と報道


私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決)の手続きを進めているウィルコムが債権者である金融機関に対して当初来年1月に予定していたADR成立の賛否を問う債権者集会を2月に延長するように要請したことがわかったと産経新聞が報じています。決議に先立って債権者との調整を11日に行うとのことですが,合意はずれ込む見通しだとのこと。スポンサー探しやビジネスモデルの再構築が難航しているとみられとしています。思ったよりも手こずっているみていですね・・・。厳しいですな(´Д`;)

 私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決)手続きを進めるPHS事業会社ウィルコムが、金融機関に対し、当初来年1月に予定していたADR成立の賛否を問う債権者集会を2月に延期するよう要請したことが10日、分かった。決議に先立ち、11日にも債権者との調整を行うが、合意はずれ込む見通し。スポンサー探しやビジネスモデルの再構築が難航しているとみられ、再建の行方は混迷を深めている。

 ウィルコムは9月にADRの手続きを申請。1千億円規模の債務の返済期限の延長を三菱東京UFJ銀行やみずほコーポレート銀行など複数の金融機関に求めている。ADR成立には債権者全員の同意が必要だ。

 ウィルコムは11日の債権者集会で、新たな成長戦略や経営の効率化を軸とした再建計画を提示する見込み。ただ、焦点のスポンサー企業選びでは、外資系ファンドや通信事業者などと交渉しているものの、難航しているもようだ。

 債権者の中には「ウィルコムは本業で利益を出しており、スポンサーを含めて資金調達にメドがつけば再生は可能」との見方も根強い。

 だが、ADRの成立は依然不透明で、予断を許さない状況だ。

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2 thoughts on “ウィルコムが事業再生ADRにおける債権者集会の1ヶ月延長を要請と報道”

  1. 「ビジネスモデルの再構築」って文字にすると簡単ですけどこれって大変ですよね。最初見たときなんだそりゃとしか思えませんでした…だってエポックメイキングな話でしょ、そんなの。
    ところでこれ (第4回の債権者集会を延期なのか、5回目を設けるということなのかわかりませんが) が本当だとすると、HYBRID W-ZERO3の発売時期に影響があるということはないんでしょうか。
    # ブログのタグに「経営再建」とかどうでしょう。「ADR」というのもアリかも知れませんがその枠内に収まらない可能性もありますので…。

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