インベンテックが2007年第2四半期にウィルコム向け端末供給へ


台湾で“OKWAP”ブランドで携帯電話やPHS端末を供給しており,今や世界的な電気メーカーとなったInventec Appliance(英業達/英華達)が2007年第2四半期(4?6月)にウィルコム向けに折りたたみ端末を供給すると台湾のメディアが報じています。台湾メーカーではNTTドコモやソフトバンクに供給しているHTCに続き2社目となる。ウィルコム系サイト各所で話題になっていますね!

Inventec Appliance obtained the first Personal Handy-Phone System (PHS) manufacture contract from Willcom, which is one of PHS service companies in Japan. Inventec Appliance is the second Taiwan mobile phone maker to receive orders, making good impression as supply chain for Japan mobile phone after HTC. The schedule of PHS shipment will start in Q2.

Inventecといえば,iPodを製造請負しているメーカーとしても有名。PHSでは,ちょっと前まではPHS/GSMデュアル端末となる「G1000」あたりまで三洋電機のOEMを受けて台湾の「大衆電信(FITEL)」向け端末を供給しており,現在では自社開発で「i99」や「PG900」など主要サプライヤーとなっている有力企業です。最近でも,日本向けローミングとして「PHS-I501」や「PHS-i92」が機器認定を受けていたりしますね。個人的には,ようやく来たか!という感じで,比較的高機能な端末が好まれる市場である台湾市場を巻き込んだカタチとなるでしょう。もちろん,中国向けにも発売できるでしょうし。PHS端末開発技術を持っているので,恐らくW-SIMではなく通常端末かなとも思いますが,WindowsMobile搭載となるBlackberryタイプ「MERCURY」やコミュニケーター「TAURUS」,PDAタイプ「Venus」などのGSMなスマートフォンも作っているようなので,ローエンドからハイエンドまでどんな機種でも可能性があるということもありいろいろ期待されます!

ソフトバンクのSamsung的存在になってくれると嬉しいんですけど,さすがにあそこまで大量に多数種を供給するのは市場的に厳しいですかね。また,海外メーカーということで多少UIなどに心配は残りますが,元々三洋電機のOEMを受けていたりしているし,台湾のPHSといえば“親日派”(笑)。きっと大丈夫なのかなという甘い期待も。とはいえ,なにより新しいメーカーがウィルコム向けに供給してくれるようになりそうで良かったです。ある程度予想はしていましたけど,嬉しいですねぇ。ついでに,エイビットのあのスマートフォンも製造だけしてくれないですかね(笑)。

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22 thoughts on “インベンテックが2007年第2四半期にウィルコム向け端末供給へ”

  1. 海外からいろんなメーカーに進出してほしいなあ。
    W-SIMだからこそ、少量でもペイするわけだし。
    もう日本企業ばかりじゃなく、むしろサムソンや
    NOKIAなんかに出てきてくれたほうが面白い。

  2. 海外出張が多い俺としては、スマートフォン+GSMの組み合わせ
    (出来れば空港等でSkypeが出来るWiFiも)の、Blackberryタイプを是非出して欲しい。値段も、それなりの機能であれば高くてもかまわない。台数が見込めないのであれば、既存のMERCURY等のプラットフォームやW-SIMを行かして、開発負担をなるべくかけない方法は考えられないだろうか。
    いまはW-ZERO3を国内で、海外ではprepaid GSMを使っているが、何が問題かというと、営業の俺としては顧客にひとつの電話番号でコンタクトして貰えないことで、客からしてみれば俺が日本にいるのか、海外出張しているかなんか知ったことではないので、国内用・海外用の電話番号を教えた段階で、例えばFOMAやSOFTBANKの海外ローミングを使って、一つの電話番号で国内も海外も使える人より顧客が気ままに電話でコンタクトできるというハードルがFOMAとかより高くなってしまう。
    法人需要を狙うのであれば当然考えねばならない話しだと思う。海外ローミングをするのが大変なのかもしれないが、それであれば、すでにGSMのローミングを確立しているであろう(確認していないが)、台湾のFITELの国際ローミングの土台を使わせてもらうというもでもいいはず。

  3. W-SIMは対応しないでしょう。
    台湾じゃ、使えないから。
    まさか、日本市場の為だけに開発はしないでしょうし。

  4. >>4
    別に無理してウィルコム使わなくてもいいんじゃない?
    法人需要って言ってもあくまで国内需要ですよ。
    国際ローミングなんてほんの一部のユーザーしか使ってないし。ローミングするくらいなら現地で別に契約したほうがいい。海外出張中はメールで対応すればいいし。でも、気味みたいなわがままユーザーにはイリジウム携帯がお勧め。衛星つかって世界中で通話可能だから。通話料は営業成績よければ会社で払ってもらえ。今のウィルコムは国内のエリア充実が先決なわけで、年間数人しか行かない海外へのローミングなんて問題じゃない。諦めろ!

  5. Inventecは携帯キャリア業もやっているようですが、もともとOEMやODM専業に近い業務形態の会社ですよ。なので、向こうで発売されてるとか向こうで売るとかとは別の考えの、Willcomが要求したモデルを10000台ロット程度で作ることができると思いますけど。
    国内の電子ガジェットもiPod以外にも実はInventec製造と言うものはそれなりにあるようですし。

  6. >>7
    でも、ウィルコムの場合端末在庫はすべてメーカー責任。ウィルコムが買い取りじゃないから売れなかった場合のリスクは大きいね。日本語仕様の端末だから日本で売り切らなきゃならないし。ま、WSIMは無いね。

  7. >>9
    全くなくはない程度だね。
    ちょっと聞いた話だけど、esの次はやっぱりメモリアップバージョンらしいね。で、その次はさらに1年~1年半後になるらしいよ。

  8. タイに行ったときバンコクだけだけど、
    ローミングがあってすごく便利だった。
    アメリカとかヨーロッパとかPHSがないところでまで
    ローミングなんとかしろとはいわないけど
    PHSを採用している国や地域では
    なんとか工夫して使えるようにしてほしいな
    中国、ベトナム、バングラデッシュ、インドネシアで
    PHS使えるかもしくは準備中だよね

  9. >>12
    ローミング中の課金の問題や法律の問題もあるんでしょう。
    大体、通信機器の持ち込みって空港で申請が必要な国もあって面倒だし。現地で買うか借りたほうがいい。

  10. 海外で使いたいなら3G携帯を使えばいい。PHSは日本独自の規格なんだしグローバル化を望むほうが無理。使えればラッキー程度が限界。元々家庭のコードレスを屋外でもがコンセプトなんだから、海外で使うことなんて想定外ですよ。今使えてる国も偶然の産物ですよ。中国はPHS使われてても一向にローミング開始されないのがその理由。

  11. >>13
    ベトナムは近いんじゃない?
    中国もかなり進めているらしいけど、地域ごとに会社違うし、仕様も違ったりするからなかなか大変みたい。
    北京だけとかならもうとっくにはじめてるのかもしれないけど、それじゃインパクトないし、わかりづらいよね。
    >>14
    発祥が独自規格かどうかは関係ないんじゃないかな。
    結果として広まったかどうかが重要で。
    後、コードレスを屋外でというコンセプトと海外で使うことが想定外ってのは別問題でしょ。
    海外にもコードレスを普及すればよかっただけで。まぁ、今となっちゃ使えればラッキー程度が限界なのは確かけど。

  12. >>10
    >>11
    次の次はさすがにCE6ベースのOS使わなきゃ駄目でしょ。
    WM6なんて微妙な改善しかしていない。
    そうであれば、普通に1年以上後になるよ。

  13. >>14 それをいったら、2GのPDCも日本限定たが?
    余程PHSが嫌いか恨みを持っているみたいですね。
    まあとにかく、新なメーカーが参入することは、新なタイプの端末が供給される事なので、ユーザの選択肢が増えて良いことだと思います。

  14. >>18
    おいおい、PDCは日本だけの市場だったじゃないか。
    だから世界的に見て日本は孤立してたじゃんw
    でも、当時日本国内だけで見ればPHSはさらに孤立していたけどなw

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