KDDIが次世代通信システムにLTEを採用!コアネットワークシステムは日立が提供


KDDIが次世代携帯電話ネットワークとして「LTE(Long Term Evolution)」を採用することを発表しています。LTEのコアネットワーク提供メーカーには日立製作所を選んだとのこと。LTEは3.9世代と呼ばれる移動通信システムで,標準化組織である3GPPにおいて標準化が進められている通信規格。すでに,LTEを採用することは何度か言われてましたし,それによって,現在のauネットワークを構成しているCDMA 1X EV-DO Rev.A/Rev.Bなどの延長としてクアルコムが開発していたUWBは開発が断念されています。KDDIはこれから数年はau事業において周波数再編とかもあるんでなかなか前途多難な感じですねぇ~

LTEは基本的にはNTTドコモやソフトバンクモバイル,イー・モバイルなどが採用するW-CDMA方式の発展系の通信方式とされていますが,CDMA2000方式からの移行(併用)も可能。KDDIはLTEを採用する理由として「コスト・汎用性」「国際動向」「将来発展性」などを挙げています。

コアネットワークベンダーに選ばれた日立は,KDDIとともにコアネットワークノード(MME/S-GW/P-GW/PCRF)・ネットワーク装置・監視制御用O&M装置を共同開発するという。また,基地局間をシームレスに移動するためのマネージメントを行うMME(Mobility Management Entity)については,日立がカナダのノーテルネットワークスと協力して開発するとのこと。ネットワークシステム全体の統合は日立が担当,ネットワーク機器の開発および製造は日立傘下の日立コミュニケーションテクノロジーが担当するという形です。この他,KDDIは2008年度内に商用コアネットワークを発注する予定で,LTE基地局の選定は2009年に,LTEのコアネットワークと基地局の開発を2010年に完了する計画。

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1 thoughts on “KDDIが次世代通信システムにLTEを採用!コアネットワークシステムは日立が提供”

  1. auの携帯のBREWとかKCP+とかも、
    クアルコムの仕様に縛られてる感じがしますね、
    auにとっても、本当は、都合の良い仕様なのかも
    しれませんが…。

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