ウィルコムが中国第2位の固定・PHS事業者である中国網絡通信集団公司(中国網通)の研究組織「中国網通集団ブロードバンド応用国家工程実験室有限公司」と共同で新たに「W-SIM(ウィルコムシム)」の海外用インターフェースを開発したと発表しています。この中国版W-SIMを中国網通が2008年4月以降順次,中国内で販売開始する予定とのこと。また,これにより,ウィルコムは,「W-SIM」の海外への市場拡大を図るとともに,将来的には日本国内向けの端末ラインアップの強化や「W-SIM」対応ジャケットのコスト低廉化をめざしてくそうです。コストメリットに期待ですな(≧▽≦)ノ ジャケットはどうするんだろう?まぁ,これも同じく順次向こう向けのを出すんでしょう(^_^; まずは,パソコン向けにUSB接続タイプのデータ通信端末が提供される予定とのこと。このW-SIMおよびジャケットは中国のベンダーが製造するらしい。大きな違いは「PIMカード」に対応することで,それによりソフトウェア変更が加えられているそうです。これが独自ATコマンドってことなのですかね?これにより,現時点では日本国内で販売されているW-SIM対応端末に中国版W-SIMを装着しても使用できないそうですよ_| ̄|○ 後,中国網通が百度と共同でメールでウェブ検索する中国PHS「小霊通」向けサービスをはじめたそうですよ。
- 「W-SIM」(ウィルコムシム)の中国での採用について ~ウィルコムと中国網通が「W-SIM」の海外用新インターフェースを共同開発~(WILLCOM)
- 百度と中国網通、共同で検索サービス「霊通知道」を開始(nikkei BPnet)
中国版「W-SIM」 | ||
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サイズ(W×D×H)mm | 約25.6×4.0×42.0 | |
質量 | 約10g | |
アンテナ | 内蔵アンテナ | |
制御コマンド | 独自ATコマンド | |
音声通話機能 | ○ | |
データ通信機能 | ○ | |
対応通信方式 | 4xパケット方式 | ○ |
1xパケット方式 | ○ | |
64kPIAFS | ○ | |
32kPIAFS | ○ |
関連リンク
- 中国版の「W-SIM」、中国網通が4月発売(ケータイWatch)
- ウィルコム、W-SIMを海外展開──中国で4月発売(ITmedia)
- ウィルコムと中国網通、中国向けのW-SIMを開発(マイコミジャーナル)
- ウィルコムと中国網通がW-SIMの海外用新インタフェースを共同開発(日経ITPro)
- ウィルコムの「W-SIM」が中国で採用(ascii.jp)
- 海外にも対応 WILLCOM 通信用モジュール「W-SIM」(Techinsight japan)
- ウィルコム、「W-SIM」の海外用新インターフェイスを中国網通と共同開発(internet.com)
- ウィルコムと中国網通、「W-SIM」の海外用新インターフェイスを共同開発~中国版「W-SIM」を近日販売(RBB TODAY)
- ウィルコムと中国網通、「W-SIM」の海外用インターフェースを共同開発(CNET)
「海外版インタフェース」ということは、完全な互換性があるという訳ではなさそうですね。
ハード的にはほぼ一緒みたいですし、リージョンコードみたいなものでロックを掛けられるということかな。
日本で購入した端末を持ち出されるのは問題だけど、自分のを海外でも使いたいという要望はどう叶えるんでしょうか。