ウィルコムが次世代PHSの開設計画に基づく事業進捗状況を報告


ウィルコムが総務省に対して「次世代PHS(XG-PHS/XGP)」の商用サービスに向けた研究・開発を行なっている進捗状況を報告しており,その内容が公式サイトにて公開されています。概略としては,2009年4月に山手線内における試行サービスを開始して,2008年10月より東名阪で商用サービス開始するとのこと。その後,2012年末までに基地局19,972局を設置し,人口カバー率91%までに拡大するということです。具体的な内容は各自チェックのこと~(≧▽≦)ノ 気になった点などを続きにピックアップしておきますm(__)m

  1. 2009年4月に開始する試行サービスのエリアについてはおよそ東京山手線の内側とする予定
  2. 2009年10月までに東名阪まで拡大して商用としての本格サービスを開始する計画
  3. 次世代PHSの特定基地局数及び人口カバー率の展開予定(( )内は他3社と同じ算出方法によるカバー率の数値)
    1. 2009 年度末 1,498 局 3%(14%)
    2. 2010 年度末 5,361 局 33%(41%)
    3. 2011 年度末 11,359 局 57%(70%)
    4. 2012 年度末 19,972 局 91%(92%)
  4. 特定基地局数及びエリア展開計画について前倒しで拡大することについて検討中
  5. 屋内対策は小型基地局を開発して屋内に設置(2012年まで約7,000局を想定)
  6. 次世代PHSにおいてもフェムトセルタイプの基地局を利用した屋内対策について検
  7. 次世代PHS基地局は光回線をバックボーンなのでメタル回線を光回線に切り替える工事を先行
  8. 基地局ベンダとともに無線インタフェース、無線アルゴリズム、無線性能、保守監視機能などの詳細仕様を2008年3月末にまとめた
  9. 開発ベンダとして京セラ株式会社で基地局の開発設計に着手している
  10. 次世代PHSの基地局設置のためさらに工事力を強化するため新たに4社の工事会社を元請として採用
  11. ITXは2008年3月末現在で全国1,000箇所以上のNTT交換局ビルに設置
  12. 2009年3月末までにさらに追加して全国の次世代PHS基地局がIPネットワークに収容できる中継網を構築する計画を検討
  13. IPネットワークがブロードバンドシステムに対応するようITX、IPスイッチ及びゲートウェイ間の伝送容量の増強については現在検討中
  14. 次世代PHS事業の設備投資額は2012年までの累計で1,113億円を予定
  15. 端末・基地局等の開発の一部については既に発注を開始
  16. UQコミュニケーションズ株式会社との共通の干渉調整マニュアルを策定
  17. 2008年2月4日および7日に固定系地域バンド事業者向け説明会を開催(出席者:東京78社/81名、大阪午前16社/21名、大阪午後23社/26名)
  18. 2008年3月31日現在で検討依頼を頂いた事業者数は49社で全ての事業者と干渉調整を完了&合意済み
  19. 256QAMで次世代PHSの周波数利用効率は下りで最大1.36bps/Hz
  20. 2008年3月27日にMVNO向け説明会を開催(参加者84社88名)

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