ウィルコムが採用するXGP(次世代PHS)を推進する「XGPフォーラム」が設立


ウィルコムが提供するモバイルブロードバンドサービス「WILLCOM CORE」で採用される「XGP / eXtended Global Platform(次世代PHS)」規格を普及・推進させる「XGPフォーラム」が正式にスタートしています。以前にウェブサイトがあることをお知らせしましたが,XGPフォーラムが説明会となる「The 1st General Meeting of XGP Forum(第1回 XGPフォーラム 総会)」を開催したりして立ち上げとなってようです。XGPフォーラム副議長であるウィルコム副社長近氏の講演とかが行われました。ウェブサイトには各種資料が公開されているので興味がある人はチェックしてみてくださいm(__)m エリア限定サービスの開始も近いようです。なにやら数100人くらいという話もあるようですが法人限定だったら悲しいなぁ…。128kのときは1500人だったので数100人でも上のほうなら一般募集もあるかな~とか思ったり。

XGPフォーラムの会員は,ウィルコムのほか,エイビット,ACCESS,アルカテル・ルーセント・チャイナ,Arraycomm,フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン,日立製作所,日本HP,グループセンス,日本無線,京セラ,三菱電機,ネットインデックス,沖電気,東芝,NECインフロンティア,セイコーインスツル,UT Starcom,Nokia,Inventec Appliances,ZTEなど。台湾でPHS/WiMAX事業を行っているFITELも入ってますね。ZTEは中国独自3G規格TD-SCDMAをLTEに拡張する「TD-LTE」に「XGP」は似ているとした上で,TD-LTEの研究開発を進めるのでXGPも製品開発に取り組むということです。

そういえば,QUALCOMMのCEOが言っていることがウィルコムが以前から主張していることにかなり似ているらしいです。時代は高密度セル構築ということで,W-CDMA系のフェムトセルは密度を上げる意味ではダメっぽいのでソフトバンクとかも最近はフェムトより無線LANみたいなことを言ってますし。まぁ,NTTドコモの基地局数とかを見るとうまく設置してやればそれなりに密度を高められるっぽいですけども。

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5 thoughts on “ウィルコムが採用するXGP(次世代PHS)を推進する「XGPフォーラム」が設立”

  1. うーん、”Field Trial” 扱いですか<エリア限定サービス
    # XGP_The_True_BWA.pdf の25ページ目
    エリア限定サービス当初からは流石に無理でしょうけど、夏あたりには先行モニターとかあるといいですね。
    どこぞにも書いたけど、Nokiaとかが会員になってるのが興味深いです。あとはhpですか。ケータイWatchの記事にありますけど、ZTEは参加予定であって現時点では会員ではないそうです。
    > まぁ,NTTドコモの基地局数とかを見るとうまく設置してやればそれなりに密度を高められるっぽいですけども。
    ここらが「NTT」というブランドの強さなんですよね。知らない会社には場所を貸せないけど、NTTならOK、と。
    無論セル配置に関する技術も独自に持ってるんでしょうけど、他社に提供できるようなものでもないでしょうしね (あったらソフトバンクが…)。

  2. 連投失礼。
    ハンドブックのP18に、PHSとXGPの共存についてありますけど、同一周波数帯でも可能というのが面白いです。4つあるスロットのうち2つをPHS、2つをXGPという形式も可能だとか。
    基地局は “BS”(Base Station)、端末は “MS”(Mobile Station) と。
    # やっぱりロゴがかっこ悪いなぁ(笑

  3. >>1 >>2 もとひこさん
    あら、ZTEは会員予定なんですね。
    以下には記載されていたので会員なのかと思っちゃいましたけど。
    http://www.xgpforum.com/member/members_list.html
    しかし、ノキアは異色な感じがしますね。
    ネットワーク系とかでしょうか?
    他は無難なところですかね。
    Shenzhen Rockie Communication Equipment Co. Ltd.ははじめて見た会社ですが、なるほど中国の端末メーカーですか~。
    http://www.rockie.cn/product.asp

  4. >2のもとひこさん 他
    あの、1周波数を2スロットづつ分割使用するのは、面白いんですけど、実用性有るんでしょうかねー?
    中国向けの打ち上げ花火、と言う感じがどうしても…
    (XGPのロゴも何となく中国向けって気がしますし)

  5. >>4 ぼろねこ2k氏
    現行のPHS帯域が廃止予定の中国で新規にPHSを導入する意味が判りません。というか何故そう受け取るのかが、といったほうが正しいかな。
    XGPで音声通話も可能、と仕様上はなってるわけですよね? なら基地局・端末とも完全に置き換える必要がある中国で、PHSを「復活」させる意味はないんじゃないかと思います。
    素人の考えかもしれませんが、同一周波数帯での共存は『日本で新規周波数帯の割り当てを受けられなかった場合』ではないかと思います。PHSの追加帯域でまず導入して、調整後に残りの帯域にも導入とか考えていたのかなぁ、と。
    日経ITProのもう一つの記事で、近氏の発言として次のようなものもあります。
    次世代PHS改め”XGP”を海外に推進,XGPフォーラムが発足:ITpro
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090403/327731/?ST=network
    > XGPを海外で展開するには,それぞれの国で周波数の取得をする必要がある。だが,海外各国においてはTDD(time division duplex)バンドに空きが多いことなどから「周波数問題がXGPの普及に関連するとは考えていない」(近氏)という。
    >>3 memn0ck氏
    この記事には、ZTEはフォーラムに参画しているとなっていますね。真実は如何に???

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