2.5GHzBWA

UPDATE Tue Feb 17 15:24:34 2009
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もくじ

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2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)の割り当て経過。

概要

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 2.5GHz帯の周波数帯割り当てに関するまとめです。この帯域は、広帯域移動無線アクセスシステム(Broadband Wireless Access)に割り当てられます。この帯域では(地域固定系の)高利得FWAシステムにも割り当てがありますが、そちらについては2.5GHzFWAを参照して下さい。

2006/12/21:技術条件指定

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2007/5/15:免許方針案決定

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 2545MHz〜2575MHz及び2595MHz〜2625MHzの、30MHz×2の帯域をBWAに割り当てる。1事業者に付き30MHz幅を割り当て、最大2事業者への割り当てとなる。ただし〜2555MHzは2014年末までは衛星通信との混信を避ける対策を取らねばならない (J108A)。
 申請可能な事業者への、第三世代移動通信事業者の影響力を抑える項目が設定された。既に3Gの移動体通信の事業者免許を持つ者が申請することを禁じ、また資本関係に制限が設けられている。
 免許取得後の目標が努力義務として設定された。

N-STARとの干渉について(参考)

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 N-STARとは、NTTドコモの衛星電話 (サービス名「ワイドスター」) で用いられる人工衛星群の名称。2,515〜2,535MHzの帯域は衛星から移動機への通信に用いられる (J106)。N-STAR C号機 (N-STARc、2002年7月打ち上げ) の設計寿命が12年なので、これの免許が2014年末に失効するという意味か。
 BWAとN-STAR系間の干渉については、 「2.5GHzギガヘルツ帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステムの技術的条件」のうち「20MHzメガヘルツシステム及びFWAシステムを除く広帯域移動無線アクセスシステムの技術的条件」に関する情報通信審議会からの答申[PDF](2006/12/21) に詳しく検討されている。

運用制限帯域の運用方法については、以下のような例が想定できる。

・運用制限帯域に関して利用を禁止

・輻射方向、EIRP の制限を課して利用可能とする

・N-Star への干渉を与えないことを条件とした免許とする

・運用場所を屋内などに限定し、干渉範囲を小さくする

・地上の干渉率の低い都市部に限定し、干渉が発生した場合には個別に

回避対策を行う   など

モバイル放送について(参考)

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 2,630MHz〜2,655MHzは、モバイル放送が衛星携帯マルチメディア放送に用いている周波数帯。「モバHO!」のブランドで2004年10月20日にサービスを開始し、2009年3月末を目途に終了する*1

2007/7/11:関係法制改正についての諮問

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 BWAを実現する為の関連法律・政令・省令の改正について、電波監理審議会の答申を受け2007年11月29日に改正された。このうちBWAに関連するものは、「無線設備規則」と「広帯域移動無線アクセスシステムの無線局の無線設備の技術的条件を定める件」 (いずれも無線局設備の技術基準を定めている) である。

2007/9/10〜10/12:免許申請受付

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 2007年9月10日〜10月12日の期間に事業者からの申請を受け付けた。

 申請した事業者は次の4社(申請順、括弧内は主な出資者)。

2007/11:ヒアリング開催・公開カンファレンス開催

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 2007年11月に事業者に対する非公開のヒアリングが、追加のものを含めて2巡行われた。またこの間に公開のカンファレンスが行われた。

各社インタビュー記事

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ウィルコム

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オープンワイヤレスネットワーク

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ワイヤレスブロードバンド企画(現UQコミュニケーションズ)

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アッカ・ワイヤレス

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2007/12/21:開設計画認定

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 2007年12月21日に臨時の電波監理審議会が開催され、2.5GHz広帯域移動無線アクセスシステムの免許について、ワイヤレスブロードバンド企画(現UQコミュニケーションズ)とウィルコムへ認可するのが妥当という答申が為された。同日、総務大臣からの認定が両社に対して行われた。なお「ワイヤレスブロードバンド企画」は2008年3月1日付けで「UQコミュニケーションズ」と改称している。

 UQコミュニケーションズが2,595MHz〜2,625MHz帯をMobile WiMAXで、ウィルコムが2,545MHz〜2,575MHz (ただし2,545〜2,555MHzは2014年末まで制限あり) を次世代PHSで展開していく予定。

2008/7/1:UQコミュニケーションズ、電気通信事業者として登録

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 2008/7/1に、UQコミュニケーションズ (2008/3/1にワイヤレスブロードバンド企画から改称) が電気通信事業者として登録された。

2008/12/9:ウィルコム、電気通信事業者としての登録内容を変更

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2008/5以降:関係法制度の整備

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 BWA向けの無線設備の審査関連の法律・政令・省令の整備が行われている。

2008/7/31:電波法関係審査基準の意見募集結果公表

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2008/8/1:WiMAX方式端末設備の技術基準等の意見募集結果公表

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2009/2/13:次世代PHS方式端末設備の技術基準等の意見募集

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 この改正が公布されるまでは、TELECが届け出た臨時の認定方法で検査が行われている(2008/8/12付けTELECプレスリリース)。

事業内容他

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 サービスの進捗他については、各事業者ごとのページを参照。

UQコミュニケーションズ
UQ(AirWiki)
ウィルコム
WILLCOM CORE(AirWiki)

*1 モバイル放送事業の終了について(モバイル放送)