HotSpot

UPDATE Tue Sep 8 16:56:25 2015
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もくじ

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公衆無線LANアクセススポットサービス「HotSpot」。

ホットスポットって何?

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 だいぶ普及してきた無線LAN(Wi-Fi)を使ったスポット的なデータ通信サービスで、無線LANに対応したノートパソコンやスマートフォンなどを持ち歩いて外で高速な通信をすることが可能になるもの。現状は、主にIEEE802.11a/b/gという通信手段を用いたものが多いが、さらに高速なIEEE802.11nといった規格に対応したサービスも出てきている。

 どちらかというと、ユビキタス(いつでもどこでも通信できる)を実現させるほどのものではなく、WANサービスであるウィルコムイー・モバイルNTTドコモソフトバンクau by KDDIなどのPHSや携帯電話によるパケット定額サービスとは目的を別とするものとなるが、利用するユーザーの目的によって取捨選択をするのがよいと思われる。

 回線通信が遅くてもどこでも通信をしたいならPHSや携帯電話のサービス、ある場所にわざわざ行ってでも高速な通信がしたいひとは「ホットスポット」*1を利用するのがいいだろう。携帯電話/PHS事業者も無線LANサービスを提供しており、両方を利用できるオプションサービスなどもあるため、それぞれを有効に利用したいところだ。

 また、現在は、両者の中間的なサービスとして、BWAサービスであるモバイルWiMAX方式を採用したUQ WiMAXがサービスインしている。また、ウィルコムもより高速なWILLCOM CORE XGPを本格的にサービスインする予定となっている。

主なサービス

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無料サービス(モニター含む)

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サービス名料金会社概要主な提供場所
FreeSpot無料バッファローバッファローがホットスポットを構築するキットを提供して、それを購入することで誰でもホットスポットのサービスポイントを構築できるサービスで、無線LANを利用できる環境を持っていれば誰でも無料で利用できる。各外食店舗や高速道路のサービスエリア、東横インホテルなど
FON無料FON自宅や仕事場などに専用の無線LANアクセスポイントを設置し、公開することで他の人が設置した専用無線LANアクセスポイントを利用できるようになる。設置および公開する場合は、ADSLやFTTHによる固定回線プロバイダの規約などに注意する必要がある。FONに対応していない場合は、規約違反となる場合もある。ライブドアと提携したことで、livedoorのアクセスポイントも利用可能になっている。無線LANアクセスポイント「FON2201E」「FON2202E」「FON2303」「FON2100E」といったものを自分で購入して設置する。住宅街や繁華街など勝手に設定されてるのでスポット数は多数があるが、実際に快適に利用できる場所は意外と少ない。詳しくは、対応エリアを参照のこと

有料サービス

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サービス名料金会社概要主な提供場所
ホットスポット初期1575円/月額月額399円〜NTTコミュニケーション都内のモスバーガーなど多数のスポットを持ち、比較的早い段階でサービス展開をしている。2002度中に1000ヶ所の展開を計画している。また、@nifty、So-net、OCNなどが独自にローミングサービスを行っている。2009年10月から利用できるエリアによってコース1(月額399円)、コース2(月額819円)、コース3(月額1680円)となった。また、1日だけ利用できる1DAY PASSPORT(500円/ID)やEye-Fiからの画像アップロードが無料で行える「HOTSPOT connect」も提供されている。モスバーガー、プリンスホテル、ミニストップ、コクヨデスカット、珈琲館、キンコーズなど。詳しくは、対応エリアを参照のこと
Mzone初期1000円/月額1500円などNTTドコモNTTドコモショップなどを中心としたアクセスポイントを展開している。地下鉄などにも設定されており、現在では最も利用度が高いサービスとなっている。また、NTTドコモの携帯電話(FOMA)を利用している人は「mopera U」+「U 公衆無線LANコース」として月額840円で利用可能。その他、BlackBerry Boldなどのスマートフォン利用者は割引などがあるNTTドコモショップ、赤坂プリンスホテル、ホテルオークラ、スターバックス、幕張メッセなど。詳しくは、対応エリアを参照のこと
フレッツ・スポット初期2100円(高セキュリティ3000円)/月額945円(フレッツ会員840円)NTT東日本
NTT西日本
NTTドコモとの施設共有化によって対応エリアは広がっている。施設管理はNTT-BPが行っている。一部、Mzoneのみやフレッツ・スポットのみが利用できる場所がある。とWindowsXP標準のセキュリティを利用したコースなどもある。アクセスポイントは結構多い。ウェンディーズ、ケンタッキーフライドチキン、上新電機、スターバックス、各ホテルなど。詳しくは、対応エリアを参照のこと
モバイルポイント月額304円BBモバイルポイント2004年3月17日まで駅でワイヤレスインターネット体験!としてサービスしていたものが、2004年4月1日より有料サービスを見据えて本格的にサービスを開始した。その後ソフトバンクBBに買収されBBモバイルポイントとなった。2004年4月時点で利用できるのはODNおよびJENS SpinNetやDION、DTI、b-mobile、無線LAN倶楽部の各ISPユーザーのみ。今後、ぷらら、NET BUREAUも対応する予定である。スポットは主にJR各駅の改札や周辺施設、さらにホテルなどとなっている。iPhoneユーザーは無料で利用できる。東京駅、新宿駅、札幌駅、成田空港駅、新大阪駅、博多駅など主要JR関連駅など。詳しくは、対応エリアを参照のこと
livedoor Wireless月額525円ライブドア2005年12月にサービス開始。屋外を中心に無線LANアクセスポイントを設置しており、他のサービスのような点(スポット)なエリア展開ではなく、面(フェーズ)で展開しようとしているサービス。有償サービスの他に、ライブドアの各種サービスのみが利用できる無料お試しサービスがある。都内を中心に屋外がエリア化されている。詳しくは、対応エリアを参照のこと
Wi2 300初期0円/月額105〜980円ワイヤ・アンド・ワイヤレス2009年4月にサービス開始。新しい無線LAN規格であるIEEE802.11nに対応した高速通信が行える独自のアクセスポイントに加えて、BBモバイルポイント、livedoor Wirelessのエリアでも利用可能。従量制の金額体系で手軽に始められる。ビックカメラオリジナルプランとソフマップオリジナルプランが追加された。独自エリアは丸の内や横浜、リムジンバス車内などとなっている。詳しくは、対応エリアを参照のこと
BizPortalワンタイムチケット1日500円/7日700円理経スポット数こそ新宿の数個所のホテルなどのみだがプリントアウトサービスなど有益なサービスもある。地方から出張中のサラリーマンなどは急な用事に便利かもしれない。新宿野村ビル、六本木ヒルズなど

ローミングサービス

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サービス名料金会社概要主な提供場所
b-mobile(bモバイル) ONEプリペイド製品3万5千円くらい〜(U100シリーズは無料/U50&Bb'シリーズは等価交換方式)日本通信MVNOとしてWILLCOMのAIR-EDGE回線を借り入れたPHS定額サービスのプリペイド商品を扱っている。そのPHS定額サービスに公衆無線LANサービスの利用料などが含まれたり、PHSの利用日と等価交換することにより利用できるというローミングサービスを行っている。以下のローミング表による
WIRELESS GATE(ワイヤレスゲート)月額210円+日額299円
日額380円
トリプレットゲートb-mobileと同様に独自のインフラを持たず、複数のサービスを利用できるローミング。BBモバイルポイント、livedoor Wireless、成田空港エアポートネットなどに対応。フレッツ・スポットとのローミングも+1260円で利用可能。また、ヨドバシカメラオリジナルプランもある。詳しくは、対応エリアを参照のこと

各種スポットサービス対応表

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無線LANスポット「bスポット」ネットワークより。

ローミングサービスb-mobile
ホットスポット(NTTコミュニケーションズ)
FREESPOT(FREESPOT協議会)
BBモバイルポイント(ソフトバンクテレコム)
BizPortal(理経)
エアポートネット(空港情報通信)
公衆無線インターネットプロジェクト(みあこネット)
Mフレッツ(東日本)×
Mzone(NTTドコモ)×
Yahoo!BBモバイル(Yahoo!BB)
エキLANスポット(JR西日本)

プロバイダ/量販店による再販サービス

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サービス名料金会社再販元利用可能サービス
ヨドバシオリジナルプラン月額380円ヨドバシカメラワイヤレスゲートBBモバイルポイント、livedoor Wirelessなど
ビックカメラオリジナルプラン月額380円ビックカメラWi2 300Wi2 300、BBモバイルポイント、livedoor Wireless
ソフマップオリジナルプラン月額380円ソフマップWi2 300Wi2 300、BBモバイルポイント、livedoor Wireless
ウィルコム無線LANオプション月額無料〜1600円
年額3000円
ウィルコムホットスポットホットスポット

終了したサービス

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サービス名料金会社概要主な提供場所
Genuine(ジェニュイン)初期2000円/月額2400円MIS「街角無線インターネット」として実証実験を続けていたものが2002年4月1日より他社に先駆けて本格サービス化された。その後、いろいろな問題があったようで2002月12月5日にサービス休止を発表している。無線LANサービスを面で提供しようとしてめずらしいケースであっただけに残念である。JRや地下鉄等駅周辺、屋外基地局周辺など屋外エリア
YOZAN無料(モニタ)鷹山屋外無線データ通信サービス「Bit Stand」の実験サービスを実施中で、ポケベルの方式を使ったワンタイムパスワード発行など技術的にはおもしろいが、エリアなどで使いやすいとは言い切れない。モニタ募集は終了している。実験は2003年3月末に一旦終了する。池袋、渋谷、新宿、早稲田、高田馬場、東北沢の屋外エリア
東京都無線LAN実験無料(モニター)東京都東京都の各施設にて実験サービスを行っていた。2002年10月31日に実験サービスを終了している。東京都庁第一本庁舎1階および2階、3階都民情報ルーム、展望室、都立中央図書館、東京ビッグサイトなど
東海道新幹線のぞみ停車駅における「公衆無線LANインターネット接続」無料(モニタ)JR東海/NTT-ME新幹線「のぞみ」の停車駅でのサービス。2003年4月中旬よりはじまり、7月中旬からエリア拡大&有料モニター化、2004年3月末まで実施。2004年3月末をもってNTT-BPの無線LAN倶楽部へ統合。窓口はWAKWAKやhi-hoなどのISPや日本通信のようなMVNOが受け持つ。JR東海管内の東京、新横浜、名古屋、京都、新大阪の駅
ネオモバイル無料(モニタ)NTT-MENTT-BPやJR東日本とのローミングなどを行っていた。NeoMobile IP電話トライアルなどおもしろみのあるサービスも提供していた。2004年3月末をもってNTT-BPの無線LAN倶楽部へ統合。過去に行っていた実験としてIP電話トライアルなどがあった。東武鉄道&相模鉄道&am/pmの一部店舗
Yahoo!BBモバイルプロバイダにより異なるBBモバイルポイント精力的にチェーン展開しているところと提携をしている。Yahoo!BBユーザーかつ無線LAN契約者は無料。2600箇所のマクドナルドにエリアを拡大予定。ただし、PDAなどからの利用の場合、一部機種ではDNSなどを設定しないといけないため接続するのが難しい。マクドナルド、ルノアールなど
無線LAN倶楽部初期1500円/月額1500円NTT-BPPDAによる利用を中心に考えたサービスを提供している。PDAや無線LANカード貸し出しも行っている(数量限定)。アクセスポイントで新聞や雑誌などのコンテンツを読むことができるコンテンツ配信重視のサービスを展開している。2005年12月に廃止が決定しており、新規申し込みはできない。NTTグループ内の整理に伴い、2005年いっぱいで廃止。京急、京王、相模鉄道、横浜市営地下鉄、西武、東急線、JR東海管内のぞみ停車の駅および駅周辺、羽田空港
Mフレッツ(東日本)初期2000円/月額200円NTT東日本変なUSB鍵による認証方法を用いて展開している。使用する機器のMACアドレスを届けなければならない。郵送による開通案内が到着後に使用できる。名称的にNTT西日本が提供していた「フレッツ・スポット」に統合された。NTT東日本(お客様窓口、東京全日空ホテル、インターコミュニケーション・センター・カフェ(新宿)、セレスティン・ホテルなど

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一行コメント

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*1 「ホットスポット」という言葉自体はNTTコミュニケーションのサービス名として商標登録されてしまっているが、一般的に使う分には問題ないと思われる。ただし、その区別をするのが面倒である。